コラム– category –
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今後について(弁護士 牧野 丘)
弁護士 牧野 丘 50代半ばを迎え、「これからは趣味に生きたい」など毛頭申し上げるつもりはございません。引き続き1つ1つの仕事丁寧に掘り下げていきたいし、激動するこの業界で、「市民の選択に耐えられる法律事務所とは?」や、そのために何を備... -
憲法ミュージカルをご記憶でしょうか(弁護士 牧野 丘)
弁護士 牧野 丘 憲法ミュージカルをご記憶でしょうか。93年から10年間、埼玉で続けました。「憲法を分かりやすく」とか、「憲法礼賛」とは少し違い、「現実の出来事を憲法の視点で斬る」がコンセプトでした。憲法を護ろうと決めている人たちだけで創る... -
自殺大国を走る(弁護士 猪股 正)
弁護士 猪股 正 今、この日本では、12年連続で年3万人以上、1日90もの人が自殺によって命を失っています。自殺率は先進国中、ワースト1です。自殺対策として、埼玉では、昨年から、行政と民間が連携して、「暮らしとこころの総合相談会」を毎週開催し... -
研鑽を積み裁判員制度の成功を(弁護士 伊藤 明生)
弁護士 伊藤 明生 裁判員裁判がいよいよこの春から始まります。事務所ニュースをお読みの方の中には裁判員候補者となられた方もおられることでしょう。裁判員候補者に選ばれたからといって,特に勉強しなければならないことはありません。それは一般常... -
貧困の連鎖を断ち切り、すべての人が人間らしく働き生活する権利の確立を求める決議(日弁連人権擁護大会)
昨年10月に富山で開催された第51回日弁連人権大会では、当事務所の猪股正弁護士が第3分科会「ワーキングプア」の事務局長として大いに奮闘しました。同分科会で満場一致で採択された決議文を掲載いたします。 働いても人間らしい生活を営むに足る収... -
調停制度を是非活用してください(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 2006年10月から簡易裁判所の調停官に就任しました。週に一度、簡易裁判所の調停の場に立ち会っています。調停は、裁判所を通じた話し合いの制度です。申立人は本人でも十分可能で、2人の調停委員(ないし調停官を含めた3人)が申立人... -
原子力訴訟を担当して(弁護士 宮澤 洋夫)
弁護士 宮澤 洋夫 * 戦後復興の流れ 広島・長崎に原爆が投下され、それを契機に太平洋戦争は終結された。3月11日、東日本大震災に伴う被害者の規模は、昭和20年8月9日長崎に投下された原子爆弾による被害者数と略々匹敵する規模のものであった。 ... -
福島第一原発事故問題について(弁護士 髙木 太郎)
弁護士 髙木 太郎 福島第一原発の事故は、改めて原子力発電の危険性を明らかにし、わが国の原子力安全行政の貧困を露呈しました。安全に対する必要な検討、施策を取らずに国策として原発を推進してきた歴代政権、マスコミを抱き込んで安全神話を振りま... -
朝日新聞2010年4月5日夕刊掲載「働く人の法律相談」-求人広告と条件違う-(弁護士 佐渡島 啓)
弁護士 佐渡島 啓 慰謝料請求できるケースも 就職当時、求人広告に「退職金あり」と記載されていたので、今回退職するにあたって会社に退職金の請求をしました。 ところが会社からは退職金制度はなく、支給しないと言われています。 求人広告と職場... -
朝日新聞2009年7月13日夕刊掲載「働く人の法律相談」-待機時間-(弁護士 佐渡島 啓)
弁護士 佐渡島 啓 仕事中の「待機時間」は、休憩?それとも労働?観光バスの運転手など待機時間の長い職業の人にとって、待機時間の扱いは重要な問題です。 労働弁護団の弁護士や各地の労働組合のもとには、「休憩と労働時間の境界があいまいで、会...