コラム– category –
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未来が見える社会を(弁護士 梶山 敏雄)
弁護士 梶山 敏雄 「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」。そう言われても仕方のない生活をしているかもしれないが、少なくとも「アホー太郎」さん、貴方からは言われたくないよ。 今年の上場企業の倒産が3... -
武富士被害対策埼玉弁護団(弁護士 月岡 朗)
弁護士 月岡 朗 消費者金融大手の武富士が昨年9月に経営破綻したことをご存じでしょうか。 武富士の経営破綻を受け,去る6月30日に武富士の創業者武井一族の責任を追及する裁判を提訴しました。 この裁判は,武富士の経営破綻により,これまで... -
新たな司法制度を支えるために(弁護士 宮澤 洋夫)
弁護士 宮澤 洋夫 旧暦一日から事件の被害者・遺族が刑事裁判で直接被告人に質問したり、検察官の求刑に意見を述べたりできる被害者参加制度が発足した。 今年五月二一日からは国民が司法に参加する裁判員制度が発足する。この制度に被害者・遺族が... -
原爆症の裁判(弁護士 牧野 丘)
弁護士 牧野 丘 この春、さいたま地裁で、国を相手取った原爆症不認定決定取消訴訟が起こされました。 原爆症とは、広島長崎に落とされた原爆の影響による症状を言います。原爆投下から60年たった今もこの症状を抱えて場合によっては死の恐怖に苛ま... -
労働契約法について【2008年7月31日】(弁護士 佐渡島 啓)
弁護士 佐渡島 啓 今年3月1日より労働契約法が施行されました。この労契法とは,労働者と使用者との労働契約が合意により成立するという大原則を確認すると共に,雇用契約の最初から最後までに生じる様々な契約上の問題について,どのようなことがあ... -
朝日新聞2011年6月27日夕刊掲載「働く人の法律相談」/-再雇用「能力不足」と拒否された-(弁護士 佐渡島 啓)
弁護士 佐渡島 啓 「勤務評定下位」だけが理由なら不当 60歳の定年を迎え、65歳までの再雇用を会社に求めたところ、拒否された。就業規則では、再雇用の条件は「通常勤務できる意欲と能力がある者」となっている。意欲も能力もあるつもりだが、会社か... -
朝日新聞2011年1月31日夕刊掲載「働く人の法律相談」-給与の口約束 守られなかったら?-(弁護士 佐渡島 啓)
弁護士 佐渡島 啓 提示額を証明できれば、差額の請求が可能 不況で求職に苦労し、知人の紹介などでようやく見つかった就職先。給与を口約束で決めただけで仕事を始めてしまうケースも少なくないようです。就職する前は「月給25万円」と聞いていたのに... -
朝日新聞2009年11月30日夕刊掲載「働く人の法律相談」/-私傷病と休職命令-(弁護士 佐渡島 啓)
弁護士 佐渡島 啓 「病気」で会社から休職を命じられたら? 家庭の事情など仕事とは関係ない理由でうつ病となり、これまで通り職務を続けていくのが難しくなるケースがあります。本人は働けると思っていても、会社が休むように言ってきた場合、どうす... -
原発と派遣切り(弁護士 猪股 正)
弁護士 猪股 正 埼玉県が福島第1原発からの避難者をさいたまスーパーアリーナに最大5000人まで収容することを発表したことを受けて、反貧困ネットワーク埼玉のメンバーを中心に、3月17日、急遽、震災支援ネットワーク埼玉を立ち上げた。翌18... -
朝日新聞2009年1月26日夕刊掲載「働く人の法律相談」-有期雇用の中途解約(下)-(弁護士 佐渡島 啓)
弁護士 佐渡島 啓 減産などを理由に、派遣先が派遣会社との派遣契約を中途で解除し、さらに派遣会社も「新しい派遣先が見つからない」などとして契約期間が残っているのに派遣社員を解雇する、いわゆる「派遣切り」が相次いでいます。派遣社員は、解雇...