コラム– category –
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【コラム】生活保護訴訟-さいたま地裁は勝訴、全国は最高裁へ-(弁護士鴨田譲)
2014年8月にさいたま地裁に提訴をした生活保護基準引下げ違憲訴訟(埼玉訴訟)ですが、約8年半の審理を経て、2023年3月29日、原告側勝訴の判決が言い渡されました。この裁判は、国が2013年から2015年まで、3度に渡る生活扶助費の引下げを行い、この結果、... -
“切手のないおくりもの♫” (弁護士 猪股 正)
ソースからずっしりと重い本が突然届いた。手紙は付いていない。巻末の著者「主要業績」を見る。難しそうな論文が並ぶ。「中央線が直線であることの植民地主義的な意味-社会科・地歴教材開発の観点から」。ソースらしくておかしい。確かに、地図を見る... -
日々勉強です
初めまして、昨年12月に埼玉総合法律事務所に入所しました。弁護士の宮本澄香と申します。よろしくお願いいたします。弁護士としての業務を開始して早3カ月が経とうとしていますが、日々新しい発見・学びの連続で、やりがいを持って業務に取り組めていると... -
【コラム】弁護士になるまでを振り返って(弁護士深谷直史)
入所してから約半年が経ってしまいました。なんだかあっという間です。思えば、弁護士になるまで、新型コロナウイルスに振り回されてきました。未知の感染症が拡がる中で司法試験は延期、図書館や学校は閉鎖されて勉強ができない、延期後の日程は夏真っ盛... -
【コラム】考えることをあきらめない(弁護士鈴木満)
2022年に扱った事件を思い返してみると、当初は、こちらの主張が認められる見通しは厳しいと思っていたものの、結果として、認められた事件が多かったように思います。 事件の見通しを考える作業の一つとして、過去の裁判例を見て、似たような事件でど... -
【コラム】男女共同参画社会へ(弁護士南木ゆう)
弁護士10年目(親になって8年目)となりました。日弁連設立当初(1950年)は、弁護士総数5,827人のうち女性はわずか6人(全体の0.1%)でしたが、2020年には弁護士総数42,164人、うち女性は8,017人(全体の19.0%)と... -
【コラム】木の棒を育てる(弁護士竹内和正)
家のベランダに中型のプランターを2台置き、もう何年も花や野菜、ハーブなどを育てています。突然生えてきたキノコにおびえたり、はっぱを食い荒らす虫と(直接さわれないので棒で)対決したりしながらも、プランターで四季を楽しんでいます。去年は、プラ... -
【コラム】眠る美術品(弁護士谷川生子)
コロナ渦の中、足が遠のいていましたが、昨年は何回か美術館に行くことができました。美術の知識はなくとも、心惹かれる作品に出会ったり、作品の背景をあれこれ考える時間は楽しいものです。こんな風に、多くの人にとって美術品は鑑賞して楽しむものだと... -
【コラム】教えることは難しい(弁護士佐渡島啓)
この数年、埼玉県内の高校や専門学校で過労死防止対策等に関する特別授業をおこなっていますが、この中で、過労死や精神障害の発症が労災認定される件数の多い業種(運送業、小売業、医療・介護等)についてピックアップし、長時間労働などに注意しなけれ... -
【コラム】手の届かない星をつかむ(弁護士伊須慎一郎)
無趣味人間なのですが、妻と劇団公演を観に行くことが好きです。今年は、こまつ座の「貧乏物語」、「紙屋町さくらホテル」、「頭痛 肩こり 樋口一葉」、「イヌの仇討」、「吾輩は漱石である」を観劇しました。どれも甲乙付け難いのですが、男闘呼組の高...