コラム-佐渡島啓弁護士– category –
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【コラム】教えることは難しい(弁護士佐渡島啓)
この数年、埼玉県内の高校や専門学校で過労死防止対策等に関する特別授業をおこなっていますが、この中で、過労死や精神障害の発症が労災認定される件数の多い業種(運送業、小売業、医療・介護等)についてピックアップし、長時間労働などに注意しなけれ... -
【コラム】会計年度任用職員(弁護士佐渡島啓)
今年二月、司法修習生に公務員の労働問題について講義する機会がありました。この中のテーマの一つが、近年問題となっている公務員の非正規労働でした。全国平均では地方公務員の約三人に一人が非正規、財政的に厳しい自治体では約二人に一人が非正規のと... -
【コラム】スポーツの指導者(弁護士 佐渡島啓)
スポーツ法に関わる活動に少しずつ取り組んでいます。スポーツ団体の指導者向けの講習会に参加してグループ討議に加わったり、スポーツ雑誌に原稿を書く機会をいただいたり。これまで埼玉弁護士会にはスポーツ法に関する受け皿がなかったため、一昨年、弁... -
【コラム】労災認定基準の見直し(弁護士 佐渡島 啓)
脳や心臓の病気を発症した労働者が労働災害としての補償を申請した場合、労働基準監督署は、その申請を認めるかどうかについて、厚生労働省の定める認定基準に基づいて判断します。この認定基準では残業時間がどの程度であったかが重要視されますが、終業... -
事務所ニュース 2021年新年号 巻頭挨拶(弁護士 佐渡島 啓)
昨年はコロナ禍に見舞われた一年でした。皆様、様々な影響や制限を受けた生活を強いられてきたものと思いますし、医療従事者など現場で奮闘されている方々は私たちの想像を超えたご苦労が続いていると思います。改めて敬意を表します。当事務所でも、相談... -
過労死弁護団総会(弁護士 佐渡島 啓)
昨年はコロナ禍のために、全国的な弁護士の会議などは軒並みウェブ会議システムを利用して行われていましたが、その中でも過労死弁護団の全国総会は昨年10月2日・3日に、さいたま新都心でリアル開催しました。 過労死弁護団の総会は33回目、埼玉での... -
事務所ニュース 2020年夏号 巻頭挨拶(弁護士 佐渡島 啓)
今年初めには全く想定できなかった事態で大きな混乱が続いていますが、皆さん、お元気でいらっしゃいますでしょうか。 臨時休校、緊急事態宣言、外出自粛、休業要請と、今年の上半期は新型コロナウィルスの脅威に振り回されました。緊急事態宣言中、裁判所... -
非常勤講師(弁護士 佐渡島 啓)
昨年後半から、猪股(弁)のツテで、母校でもある早稲田大学で非常勤講師を務め、労働法を教えています。 急な登板でしたので、今年度については通常の講義ではなく、予め私の講義を撮影しておき、学生達はこの録画を一定期間の間にネットで聴講するという... -
事務所ニュース 2020年新年号 巻頭挨拶
ビッグデータやIOT、人工知能(AI)などの技術革新によって、第四次産業革命とも言われる変化の激しい時代にありますが、民事裁判の世界でも、今年から争点整理がウェブ会議等のITツールによってもおこなわれるという、大きな変化が予定されていま... -
事務所ニュース 2019年夏号 巻頭挨拶(弁護士 佐渡島 啓)
このニュースの原稿を書いている時点では、まだ参院選がおこなわれていません。憲法改正案の発議の危機はどうなっているのか……。しかし、いずれにしても、日本国憲法を活かし、人権を護るというわたしたち埼玉総合法律事務所の信念に変わりはありません。 ...