事務所ニュース 2021年新年号 巻頭挨拶(弁護士 佐渡島 啓)

昨年はコロナ禍に見舞われた一年でした。皆様、様々な影響や制限を受けた生活を強いられてきたものと思いますし、医療従事者など現場で奮闘されている方々は私たちの想像を超えたご苦労が続いていると思います。改めて敬意を表します。当事務所でも、相談室にアクリル板を設置し、相談が終わるたびに相談室を消毒してきました。また、換気のために相談室の窓を開け放っていますので、暑かったり寒かったり、近隣の工事の音がうるさかったり、ご相談者の皆様にはご迷惑をおかけいたしております。何卒ご了承ください。

さて、今年は衆議院議員総選挙の年になります。一昨年の英国のエコノミスト誌の調査部門による発表によれば、日本の民主主義指数は世界第24位(北欧諸国が上位を占め、米国は25位)。評価対象の指数には様々ありますが、足を引っ張った一つは、国政選挙の投票率の低さでした(196ヶ国中158位)。ルソーが「自由なのは選挙のときだけで、選挙が終われば奴隷に戻る」と述べた通り、選挙だけで民主主義を語れないことは自明ですが、しかし、現在の日本で議会制民主主義がとられている以上、投票行動が重要なことも明らかです。コロナ禍終息前の選挙になるとは思いますが、ぜひ皆様、投票所に足を運びましょう。

今年もよろしくお願いいたします。

弁護士 佐渡島 啓

 

(事務所ニュース・2021年新年号掲載)

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