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【コラム】考えることをあきらめない(弁護士鈴木満)
2022年に扱った事件を思い返してみると、当初は、こちらの主張が認められる見通しは厳しいと思っていたものの、結果として、認められた事件が多かったように思います。 事件の見通しを考える作業の一つとして、過去の裁判例を見て、似たような事件でど… -
【コラム】誰もが平和を享受できる社会を(弁護士鈴木満)
昨年、日本政府が提出した出入国管理及び難民認定法(入管法)の改正法案が廃案となり、本年1月に改正法案の再提出が見送られましたが、今秋の国会において再び政府から改正案が提出される可能性があると言われています。 政府は、ウクライナから逃れてき… -
【コラム】実りのある年(弁護士鈴木 満)
時の流れは早く、気づけば弁護士登録をしてから5年が経ちました。大変な思いもたくさんしましたが、様々な貴重な経験を詰むこともできたと思います。 特に昨年は実りが多い年でした。その中の大きな出来事の1つは、過労死弁護団全国連絡会議の事務局に就… -
【コラム】人生を左右しうる資格(弁護士鈴木 満)
弁護士として携わらせていただく事件の中には、依頼者の方の人生に関わる事件が多いですが、外国人の在留資格に関する事件も、そのような事件の1つです。 在留資格とは、外国人が日本に適法に滞在するために必要な資格です。在留資格がないことで、夫婦や… -
心の健康も大事に(弁護士 鈴木 満)
昨年は、新型コロナウイルスに感染するのを防ぐために、ゴルフや登山、ボルダリングといった趣味、飲み会を自粛していたため、なんとなく気持ちが沈みがちになっていた気がします。憲法25条1項では、健康のみならず「文化的な」生活をする権利が保障さ… -
伝える、伝わる(弁護士 鈴木 満)
昨年は、日本にいる外国人問題に関する情報を発信させていただく機会が多かったように思います。 いのちと健康を守る埼玉センターや埼玉弁護士会での学習会の講師をさせていただきました。また、「第39回全国クレサラ・生活再建問題被害者交流会」という… -
コロナと外国人(弁護士 鈴木 満)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐために、入国規制が行われた結果、来日予定であった技能実習生が来日できなくなったことで、農業では、人手不足となり、その結果、野菜などの値段が高騰しました。 これは一例ですが、新型コロナウイルス感染症は… -
若者と選挙 (弁護士 鈴木 満)
若者の投票率が低いことについて、若者が政治離れをしていると表現する人がいます。 しかし、衆議院議員総選挙における年代別投票率の推移をみると、20歳代から60歳代の投票率はどの年代も20%から30%程度下がっています。 この結果からすると、政治離れ… -
言葉の壁(弁護士 鈴木 満)
弁護士になってから、言葉の持つ意味に敏感になりましたが、若者の言葉は難しいですね。「ワンチャン」や「卍」は多義的なもののようで、私は、未だに使いどころがよくわかりません。このように言葉の中には多義的なものもあり、適切な場面で適切に言葉を… -
外国人も「人」 (弁護士 鈴木 満)
先日、10月4日に青森で開催される人権擁護大会の準備ため、外国人労働者の受け入れ制度の調査で、スウェーデンとドイツへ行ってきました。 スウェーデンでは、外国人労働者を正面から労働力として受け入れ、永住権や市民権(日本でいう国籍のようなもの)… -
前進の年に(弁護士 鈴木 満)
弁護士 鈴木 満 弁護士になり1年になりました。 昨年1年は理想と違う自分の姿に苦しみながら仕事をしていた気がします。 依頼者の方にも周りの弁護士にも恵まれ、いろんな人に助けられながらなんとか1年乗り切れたという気持ちが強いです。 私の学生時代… -
信頼される弁護士を目指して(弁護士 鈴木 満)
弁護士 鈴木 満 皆様,初めまして。埼玉総合法律事務所の新人弁護士の鈴木満と申します。 私は,山形県山形市で生まれ,名古屋の大学院に進学するまで山形市に住んでいました。 山形市は寒いところという印象が強いと思いますが,74年間という長い間…