昨年、初めて司法修習生の指導担当弁護士を経験しました。司法修習生とは、司法試験に合格し、裁判官、検察官、弁護士のいずれかの法曹になる前の研修である司法修習を行っている人たちです。
司法修習生は、裁判所や検察庁、法律事務所で一定期間研修をし、法律実務を学びます。
司法修習生の指導担当弁護士になることができるのは、弁護士として一定年数の経験を積んだ弁護士であり、私もそれを満たしたため、昨年、初めて司法修習生の指導担当となりました。
初めてということもあり、意気込んで、有意義な修習にしてあげようと思ったのですが、なかなか思った通りにはできず、気づけば、私の担当する事件は、外国人事件や労災などの労働事件ばかりで内容が偏ってしまったかなと思います。幸い、事務所には多数の弁護士がいるので、他の弁護士の事件も見てもらうことで、いろんな分野の事件の法律実務を学んでもらえたと思いますが、自分の事件がここまで偏っていることに気づき、驚きました。
私も弁護士としてある程度経験を積み、いろんなことを経験させてもらいました。ただ、ある程度経験を積んだからこそ、逆に新しくチャレンジすることも増えてきたように思います。司法修習生の指導担当もその一つです。
昨年の暮れに新たに役割を与えられたり、今年も内定が決まっているポジションがあったりと、新たなチャレンジは続きますが、失敗を恐れず邁進していきたいと思います。
(事務所ニュース・2025年新年号掲載)