コラム-猪股正弁護士– category –
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コラム-猪股正弁護士
人口減少社会を乗り越える地域再生の社会保障(弁護士 猪股 正)
地方のあちらこちらでシャッター通り化した商店街を目にします。人口減少が進み、国交省の推計では、2050年には、全国の約半数の地域で人口が50%以上減少し、約20%の地域が人が住まない「無居住化地域」となる可能性があるとされています。地... -
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そのあるところのものになる(弁護士 猪股 正)
先日、早稲田大学人間科学学術院の辻内琢也教授のゼミの学生のみなさんが、当事務所を訪問され、特別講義の機会をいただきました。貧困や震災の現場の取組などをお話ししながら、若者の生きづらさ、今後の社会の方向性などについて考え、みなさんの意見... -
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やさしいさざめき(弁護士 猪股 正)
12月24日、この事務所に設けられた何本もの臨時電話は深夜まで鳴り止まず、その様子を報道ステーションのカメラが生中継した。直後、日比谷公園での取組が始まった。派遣切りの嵐が吹き荒れ、仕事と住まいを失った労働者が全国にあふれていた。私たちは、... -
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やさしいさざめき~派遣村から10年~(弁護士 猪股 正)
2008年12月24日、この事務所に設けられた何本もの臨時電話は深夜まで鳴り止まず、その様子を報道ステーションのカメラが生中継した。直後、日比谷公園での取組が始まった。派遣切りの嵐が吹き荒れ、仕事と住まいを失った労働者が全国にあふれていた。私た... -
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遠回りくらいがちょうどいい(弁護士 猪股 正)
「学費の負担をかけ何のために大学に…親に迷惑をかけているだけ。世の中に自分がいてもいなくてもあまり変わらないんじゃないか。自分がいる意味、あるのかなと思う。」。スウェーデンで出会った日本の大学2年生の言葉。 先進7か国の国際比較で、自分の... -
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バーニー・サンダースの世界変革マニフェスト
公正な税制を求める市民連絡会で、一緒に取り組みをしている合田寛さんが紹介してくれました。 勇気を鼓舞されます。 バーニー・サンダースは英紙ガーディアンに世界変革のためのマニフェストを投稿しました。 その内容はマルクスのちょうど170年前の「共... -
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生きる手がかり(弁護士 猪股 正)
弁護士 猪股 正 息子が、先日、修学旅行に行き、本当に楽しかったそうだ。よかったとホッとしつつ、同じ高校に通って踏み跡を残した申し訳なさや胸の痛みを感じる。修学旅行の思い出は「歯を食いしばれ」の後のビンタと謹慎。ありがちな、未熟さゆえの... -
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それぞれの持ち場で(2018年新年代表あいさつ 弁護士 猪股 正)
弁護士 猪股 正 先日、20代の2人の女性にインタビューをしました。「どうやって自分を守っていくかに必死で、段々、生活が追い詰められていく感じ」「周りにいるのは30歳になったら死にたいという人たち。病気や働けなくなることを身近に感じてい... -
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国家が事実を消す時代(弁護士 猪股 正)
弁護士 猪股 正 ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督の遺作「残像」が6月から公開されています。 2013年12月6日、特定秘密保護法が強行採決された晩、ワイダ監督の代表作の一つ「カティンの森」がテレビ放映されました。 第2次大戦下、ポーランドは... -
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10年後に届けられた絵(弁護士 猪股 正)
弁護士 猪股 正 渡辺さんと初めて会ったのは2006年。芝川の橋の下、鉄骨の橋のまさに裏側にわずかな居住スペースを作って生活していた。 50代のとき勤めていた会社が倒産。その後、働く気もあり体も元気だったが、ついに仕事がなくなりホームレス...