民事信託・ホームロイヤー(弁護士 月岡 朗)

最近、民事信託や家族信託についての相談が増えてきました。
成年後見制度では、家庭裁判所などの監督もあり、高齢者の希望する生活を実現しにくい現実があります。これに対して、民事信託やホームロイヤーは、高齢者が希望する生活を実現しやすい制度です。そのため、自分の希望する生活を送りたいと思い、民事信託やホームロイヤーの利用を検討する人が増えているのです。
自分の好きに生きたいと思うのと同じくらい、自分の希望どおりに亡くなっていきたいと思うのは自然なことです。例えば、身体が不自由になったときに、自宅で過ごすのか、施設で過ごすのか。回復の見込み病気のときに、人工呼吸器をつけて延命治療を望むのか、延命治療を望まないのか。高齢者の希望に沿った対応が実現できたらと思う場面は少なくありません。
しかし、終末期にはご本人の意識が無かったり、認知症が進行してからでは、家族もどう対応していいのか困ってしまう場合もあります。簡単な問題ではありませんが、家族や弁護士と相談して、自分の希望する生活が送れるように準備しませんか。

弁護士 月岡 朗

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