憲法を公務員に読ませよう(弁護士 高木 太郎)

埼玉総合法律事務所では、昨年、所員全員が参加する事務所会議で、憲法全文(前文ではありません)の輪読会をやりました。弁護士にとっては久しぶりで新鮮で、事務局の人の中には、まだ読んだことがなかった人もいたのではないでしょうか。
国や市町村のレベルで考えると、公務員は、憲法の尊重擁護義務を負っています。まずは、憲法全文を繰り返し頭に入れてもらうことが重要で、毎年年頭に当たり、首長や議員を筆頭に、部課ごとに輪読会をするなどを義務化してはどうでしょうか。憲法そのものに根拠があるわけですから、日の丸を掲げ君が代を歌うより先に実行すべきもののように思えます。
加えて、将来、公務員になり、あるいは公務員に憲法尊重擁護義務を突きつける立場になる子供たちにも憲法を知ってもらう必要は大きいので、中学校では、毎年、新学期か、夏休みか、新年にあたって、憲法を学ぶことを実施したらいいのではないかと思います。

 

弁護士 高木 太郎

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