憲法と国旗と国歌(弁護士 伊藤 明生)

弁護士 伊藤 明生

長野県中川村の曽我逸郎村長が,同村議会6月定例会で、「国旗と国歌について村長の認識は」という一般質問に対して答弁された内容が素晴らしいとの話を,私の妻に教えてもらいました。確かに素晴らしい。感銘を受けました。
その一部紹介させて頂きます。

「私は、日本を誇りにできる国、自慢できる国にしたい」

「日本人だけではなく、世界中の人々から尊敬され、愛される国になって欲しい。それはどのような国かというと、国民を大切にし、日本と外国の自然や文化を大切にし、外国の人々に対しても、貧困や搾取や抑圧や戦争や災害や病気などで苦しまないで済むように、できる限りの努力をする国です。」

「これは、私一人の個人的見解ではなく、既に55年以上も前から、日本国憲法の前文に明確に謳われています。」

「しかし、現状はまったく程遠いと言わざるを得ません。」

その具体例を指摘した後,そのような「日本を、一部の人たちが、褒め称え全面的に肯定させようとしている」,「この人たちは、国旗や国歌に対する一定の態度を声高に要求し、人々をそれに従わせる空気を作り出そうとしています。国旗や国歌に対する一定の態度を声高に要求し、人々をそれに従わせる空気を作り出そうとしています。声高に主張され、人々を従わせようとする空気に従うことこそが、日本の国の足を引っ張り、誇れる国から遠ざける元凶だと思います。人々を従わせようとする空気に抵抗することによって、日本という国はどうあるべきか、ひとりひとりが考えを表明し、自由に議論しあえる空気が生まれ、それによって日本は良い方向に動き出すことができるようになります。」等々と続きます。

抜粋で,説明の部分も私の独断です。詳細は,ネットで知ることができます。是非,お読み下さい。
日本の村長でこのような方がおられることを知って,嬉しくなりました。

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