未来が見える社会を(弁護士 梶山 敏雄)

弁護士 梶山 敏雄

 「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」。そう言われても仕方のない生活をしているかもしれないが、少なくとも「アホー太郎」さん、貴方からは言われたくないよ。 今年の上場企業の倒産が31社を超え、その影でどれだけの中小・零細企業で働く人が泣いているか。非正規雇用労働者の首切りは来春までで3万人。正規労働者の容赦ない解雇も始まり、就職内定者の採用取り消しも激増。

 100年に1度と言われる未曾有(ミゾユー)の経済不況の中で、高齢者医療・年金問題・雇用問題などなど国民が全く将来の生活に展望を見いだせないでいるのに、国民から支持されない「定額給付金」という名の現金をバラまいて、自分たちへの票を買収することしか考えていない。

 天下り官僚の放置、憲法違反幕僚長への高額退職金の交付など、一向に改まらない税金の無駄遣い。

 こんな世の中にしてしまった平蔵さんは依然としてテレビでシャアシャアと経済評論し、元首相は「自民党をぶっ壊す」と言いながら自分の息子だけはしっかりと議員世襲させている。

 居酒屋で学生と飲んで見せたけど、相手は自民党学生部の学生達。スーパーに立ち寄った後でも毎晩通っている高級ホテルで一杯。

 二言目には「俺にはカネがある」と自慢をする首相では「庶民」の苦しみなど判るはずもないでしょう。

 頑張れば未来が見える社会を作りたいものです。

image_printこのページを印刷
シェアをお願いいたします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次