最低限の生活保障を(弁護士 古城 英俊)

弁護士 古城 英俊

昨年、生活保護の停止決定の取消しを求めた訴訟の第一審(さいたま地裁)で停止決定が取り消されました。
保護を停止されると受給者は生きていくことができなくなるような事案だっただけに、判決を聞いてほっとしました。
しかし、被告から控訴されたので、さらに闘いは続きます。

生活保護基準は、ナショナル・ミニマム(国家が国民に対して保障する生活の最低水準)として、様々な社会保障制度を下支えする役割を担っていますが、2013年から昨年にかけて引き下げられました。
この引下げに対する違憲訴訟も全国で提起されています。
物価下落などの国の引下げの根拠に対して、これからも多くの人の力を合わせて反論し、闘い続けていきたいと思います。

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