孫が生まれて思うこと(弁護士 梶山 敏雄)

弁護士 梶山 敏雄

 昨年10月に遅まきながら初めての孫が産まれました。女の子です。

 記念にと、ふさわしいのかどうか判りませんが、自宅の庭に「ミカン」の小さな苗木を、息子夫婦や孫の気持ちとは無関係に勝手に植えました。

 何年かしておいしい実がつくことを、そして孫が健康に育つことを祈っています。

 昨年の事務所ニュース新年号で、私は福島会津猪苗代での同級会のことと、夜汽車から見えるほのかな灯りの故郷の風景の心地良さを書かせてもらいました。

 大地震はともかくとしても、人が普通にそして優しく生きていく場所を根底からズタズタに破壊した、原発の被害の深刻さ・甚大さについての憤りについては、とても言葉で言い表すことができません。

 福島の小学生の女の子の「私はあと何年生きられるのでしょう。普通に子供が産めるのでしょうか。教えてください」という言葉に東電や政府は何と答えるのでしょうか。

 これからの日本を支えていく多くの子どもたちが、健康で安心して生きていける環境を作るために、真剣に努力していくことが私たち大人に求められている切実な課題だと改めて思っています。

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