50周年記念誌にも寄稿しましたが、梶山先生と私とのご縁は約45年前の立ち退き訴訟からです。ハンコ屋をしていた私の祖父が立ち退き訴訟を起こされた事件で、梶山先生と村井先生が祖父の代理人として戦い抜いてくれたのです。このとき梶山先生は弁護士1年目のルーキーイヤー。私は当然生まれてもいません。結果は見事に勝訴。上訴審での勝訴和解で事件は解決しました。私が埼玉総合に入所することが決まった後に記録ファイルが発見されたので、こんなご縁があるとは(家族含めて)全く知らずに、私も埼玉総合に入所してしまったのでした。
50周年記念企画では、梶山先生インタビューの大命を受けました。昔ながらのひどい話もありましたが、先生のお話を聞いて、粘り強く・我慢強く・少々のことではへこたれないことの大切さを感じました。私も刑事事件で遠方へ向かう程度では、へこたれないようになりました。
梶山家BBQも約10年ぶりに開催され、大いに盛り上がりました。私は膝を痛めましたが、写真を見返すと皆さん笑顔です。奥に控えて前に出る機会は少なくなったものの、やはり事務所の中心には梶山先生がいらっしゃいます。
今や事務所最長老の梶山先生ですが、まだまだ現役です。月に一度の懇親会で居酒屋に行くときも、先生だけ皆勤賞です。事務所最年少の私も、既に体力で負けています。
ご健康にお気をつけて、いつまでもお元気で!
弁護士 深谷 直史
(事務所ニュース・2024年夏号掲載)