【コラム】梶山敏雄先輩とS先輩(弁護士 伊須慎一郎)

梶山敏雄弁護士

私にとってジャイアンのようなS先輩に誘われて埼玉総合に入所して21年8か月が経ちました。梶山先輩は、日中はダンディーな弁護士、夜は何も知らない新人の私を連れて梯子酒。どこのお店に行っても、「梶山先生、いらっしゃい」と顔なじみでした。そこで、弁護士とはどうあるべきか教えを受け、楽しい日々でした。
梶山先輩は、何も知らない私と多くの事件を一緒に受任してくれました。20年続く顧問も一緒にさせていただいています。今、振り返ると、S先輩が誘って来たということで一応の信頼感があったのかもしれません。そうだとすると、S先輩は、良いジャイアンだったのかもしれません。

梶山先輩は、主義主張に関わりなく、多くの依頼者から信頼されていました。夜の梶山先輩もおもしろいのですが、依頼者の中には、ユニークな方も多くおられます。中には、梶山先輩の後輩だからと、六本木の隠れ家にお誘いを受けたこともありました。そこには、誰もが知っている有名なプロレスラーもいて、恐縮しながらも、楽しいお酒を飲んだ記憶です。

本当にのびのびと自由にやらせてもらい、私が20年余弁護士をやって来られたのも、梶山先輩のおかげだと感謝しています。梶山先輩も喜寿を迎えました。お酒はほどほどに奥様と仲良く長生きしてください。立派な自席がありますので、もう少し頼りない後輩を見守っていただければと思います。おめでとうございます。

弁護士 伊須 慎一郎
(事務所ニュース・2024年夏号掲載)

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