先日、一般社団法人埼玉県障害者スポーツ協会にお声がけいただき、「スポーツインテグリティ、スポーツハラスメント防止について」と題して競技団体の役員や指導者の方々にお話をしてきました。
インテグリティとは聞き慣れない言葉かもしれませんが、もともとはラテン語で「完全」を意味する「integer」を語源とする言葉で、人間が「完全」であれば周囲から信頼を得られる、というところから、誠実、人格の高潔、正直、品位、といった意味で使われています。
ドーピング、八百長、違法賭博、ハラスメント、差別、といったことがスポーツインテグリティを脅かすものとして挙げられます。
この夏、高校総体の卓球男子シングルス埼玉県予選で、ある高校の指導者が部員Aに対し、同校の部員Bを代表選手にするために意図的に試合に負けるように誘導する発言をし、実際に部員Aが負けたというケースが報道されました。
パリオリンピックでは、サッカー女子のカナダ代表がニュージーランド代表の練習をドローンで撮影するという偵察行為をおこなったことが発覚し、監督などが処分を受けました。
これらはスポーツインテグリティに完全に反する事例です。
残念ながら、スポーツの現場でインテグリティを確保することは簡単なことでは有りません。
それでも、スポーツの根源的な価値を守るために、インテグリティを意識した活動を今後も続けていきたいと思います。

