みんなで育てる(弁護士 谷川 生子)

昨年11月、「働くこと」をテーマにした子ども向けのイベントに参加しました。小学生~高校生までの子ども達に、働くときの基本的なルールを知ってもらい、実際に様々な分野で働く人と接することで、仕事の理想や未来の自分が働くイメージをもってもらおうという企画です。

換気・消毒に気を配りながら、看護師、調理師、イラストレーター、鉄道整備士等の各分野で働く人が、ブースに分かれて話したり、子ども達に仕事の一部を体験してもらったりしました。沢山の子ども達が集まっているイラストレーターのブースを横目に、弁護士の話は面白くなさそうよねーと思いながら座っていると、数人、話を聞きに来てくれました。日々の仕事をわかりやすく伝えるというのは難しく、弁護士の堅いイメージを払拭することはできなかったと思いますが、こんな仕事もあるのね、と頭の片隅に置いてもらえたかもしれません。

子ども達は、不安や怖れを抱きつつも、やっぱり未来へのわくわくするような気持を持っています。どんな仕事でも、やりがいを見い出し、働くことの楽しさを感じてほしい。その場にいた大人全員が願ったことでした。
この一年、またそんな機会を大切にしたいと思います。

弁護士 谷川 生子

 

(事務所ニュース・2021新年号掲載)

 

image_printこのページを印刷
シェアをお願いいたします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次