再演!憲法ミュージカル(弁護士 牧野 丘)

弁護士 牧野 丘

1993年から2002年の10年間、毎年県内各地で上演した憲法ミュージカル。
出演者は公募により集まった市民100名。演出音楽振付はいずれもプロの手によるものでした。
毎年その時代にマッチしたテーマをとりあげましたが、その舞台は「憲法」の名からはおよそ想像しがたい音と光にあふれる叙情と迫力豊かなものでした。

これを企画したのは、その当時、海外に軍隊を派遣して活動させるPKO法は憲法違反の可能性が高いというのに、成立した直後の国政選挙で憲法が全く争点にならなかったこと。
この国では、憲法は社会のものさしにはなっていないのか!と思ったからです。
既に護憲と決めている人とではなく、そう決めていない人と共に憲法を考えたい、そう考えて舞台を作ることを志しました。

あれから20年余り。
あの時以上に深刻な時代が身近に迫っています。
政府の暴走を抑えるための憲法を、政府がいいように解釈し、憲法違反ではないと強弁しています。加えて憲法自体を変えて、もっと政府が好きなように市民をコントロールできる案も提案されています。
本当に今の憲法は価値がないのか。
私たちは、再びこのことを世の中に問いたいと思います。

当時の出演者の皆さんが、そう決意して準備が始まりました。
あの時は私たち弁護士たちが準備の中心でしたが、今回は、その当時の出演者の皆さんです。

来年5月20日と21日にさいたま市の埼玉会館で、翌週には東京都立川市で上演されます。ぜひご注目ください。そしてぜひご参加ください。

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