最近、NHKの朝ドラをよく見る。今は笠置シヅ子をモデルにした「ブギウギ」。今日は昭和15年のころの場面で、官憲がハバを利かせ、淡谷のり子は何度もつかまり、笠置も警察から「兵隊さんが戦地で頑張っているときに、このチャラチャラした歌と踊りはなんだ」とさんざん注意を受ける。本当に虫唾が走るほど嫌な時代だ。
その「兵隊さん」は戦地で、何をしているか。今のロシア、イスラエルと同じこと、あるいはそれ以上のことをして、他国の人々を殺害していた。
ただ、自分がその時代に生きていたら、果たして、自分は、権力にあらがえただろうか、あるいは、推進する側になりはしないだろうか、とも考える。
だから、このような時代(新しい戦前)にしたくはないし、それにつながる動きには、徹底的に反対したい。
(事務所ニュース・2024年新年号掲載)