普段、あまりテレビドラマをチェックしないのですが、２０２２年１０月から関西テレビで放送された「エルピス－希望、あるいは災い－」の再放送を観ました。
かつては報道部の花形、今は深夜のバラエティ番組を担当する落ち目の女性アナウンサーと新人ディレクターが、死刑囚の冤罪疑惑報道に挑む物語で、むやみに権力に追随してしまうテレビ界の裏側や、再審請求の難しさなどが描かれていました。
テレビ制作者にとって自虐的ともいえる内容で、作るのは相当大変だったのではないでしょうか。佐野亜裕美プロデューサーは、他にも数々の話題ドラマを制作し、自身の性被害の体験と当時の自分の考え方について公表するなど、勇気ある発信を続けています。
他にもいるであろう、心あるテレビマンを応援したいと思いました。
