時間の使い方(弁護士 南木 ゆう)

新学期が始まる前日の夜に宿題を始めるタイプでした。親にはいつも、計画的に宿題を済ます姉と比較され、「嫌なことは先にやってしまった方が、気持ちよく遊べるでしょ!」と怒られましたが、宿題が山積みでも気持ちよく遊べるタイプでした。それでも、子どもの頃は半べそになりながら、次は余裕を持ってやることを誓いましたが、計画を立てるだけで満足してしまって、教訓が次に活かされることはありませんでした。

きっと大人になったら、この性格も変わるだろうと高をくくっていましたが、大人になったら、期限にも「とりあえずの期限」と「本当にヤバイ期限」があることや、むしろ精神的に追い込まれた方が火事場の〇〇力的な集中力を発揮して、少ない時間で良いものができ、効率的じゃない!!という解釈も知ってしまい、結局このクセが治っていません。

余裕がなくなったときは決まって機嫌も悪くなるので、家族は「まただよ。」と呆れ顔ですが、追い込まれて追い込まれた末に、完成したときの開放感は格別です。本年も、「本当にヤバイ期限」を見極めて、楽しく生きていこうと(「とりあえずの期限」を過ぎたこの原稿を書きながら)思っています。

弁護士 南木 ゆう

 

(事務所ニュース・2020新年号掲載)

 

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