「奨学金放っておいたらこうなった」(弁護士 鴨田 譲)

 

「日本学生支援機構から奨学金を借りて私立伊奈大学を卒業した山本学。卒業後、契約社員として働きながら返済を続けるも、とあることで返済が滞ってしまう。支援機構から裁判を起こされてしまった山本は…」

年に1度開催される全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会が昨年11月2日に18年ぶりに埼玉で開催されました。その中で、私は奨学金問題の分科会を担当することになり、法律家以外にもより多くの方に奨学金問題を知ってもらいたいということで埼玉奨学金ネットのメンバーや演劇経験者らとともに『奨学金放っておいたらこうなった』という30分の寸劇を行うことにしました。
私の役割は脚本と演者でした。脚本は意外と上手くいきましたが、問題は演者の方でした。何せ中学3年生の文化祭以来の劇の出演でしたので、最初は台本を音読するだけで恥ずかしかったのですが、経験者の方々の厳しい指導の下、徐々に自分の役に入り込んでいきました。
本番では、私も私以外の演者の方も練習ではなかった集中力と熱意により、それまでで一番良いパフォーマンスをすることができ、客席を笑いと感動の渦に巻き込むことができました。
今回演劇のもつ魅力に気付くことができましたので、今後は演劇活動も力を入れてやっていきたいと思いました。

弁護士 鴨田 譲

 

(事務所ニュース・2020新年号掲載)

 

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