働き方改革

 

6月13日、参議院の厚生労働委員会の川越地方公聴会で公述人を務めた。働き方改革法案の中の高度プロフェッショナル制度について、厚労大臣が言っているような歯止めも法案にはなく、ザル法、単なる働かせ放題法になってしまう、という指摘をした。委員(参議院議員)からは熱心な質問もいただいた。しかし、6月29日、参議院本会議で、同法案の採決が強行された。付帯決議がつけられたそうだが、多少は考えてくれたのだろうか。

同公聴会では、三州製菓株式会社の社長さんも後述をされた。学者さんのような風貌の紳士で、中小企業では人を大切にしなければ生き残れず、子育て期の女性が働きやすい残業のない職場を目指していることを淡々とお話しされた。
このような企業が、ブラック企業との不当な競争にさらされない、まっとうな社会のルールを作るのが、国会の役目なのに、と痛感した。

弁護士 髙木 太郎

 

 

 

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