図書館戦争

作家有川浩さんの「図書館戦争」の映画版を今更ながらに観ました。

本の検閲を進める「良化隊」と、検閲を阻止するための「図書隊」が武器を使用して、戦うのですが、命をかけてでも本を検閲させないのは、なぜなのか、深く考えさせられます。
憲法21条で検閲が禁止されていますので、今の日本で正面から検閲が行われることはないのかもしれませんが、特定秘密保護法が施行され、共謀罪が新設された今後、私たちの手元に重要な情報がきちんと届けられるのか、注視しなければなりません。

<図書館の自由に関する宣言>には、こう書かれています。

第1 図書館は資料収集の自由を有する。
第2 図書館は資料提供の自由を有する。
第3 図書館は利用者の秘密を守る。
第4 図書館はすべての不当な検閲に反対する。
図書館の自由が侵されるとき、我々は団結して、あくまで自由を守る。

私たちは、社会で起きていることに関心を持ち続け、息苦しくない、自由で民主的な社会を守るために、事実を踏まえて、駄目なものは駄目と声をあげることが大切だと思いました。

それにしても、堂上篤役の岡田准一さんは、ちょっとカッコよすぎましたね。
未だ観ていない方にお勧めします。

 

弁護士 伊須 慎一郎

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