＜日時＞2024年５月２９日（水）１８時３０分～２０時3０分（受付開始１８時１５分）
＜場所＞ハイブリッド形式
（オンライン）zoom または（対面）浦和コミュニティセンター１３集会室
オンライン参加の方は、前日までにzoomのURLをお送りします。
対面参加の方は申し込み不要です。直接、会場までお越しください。
＜料金＞参加費無料！
＜内容＞
20～30代の3人に1人が、労働問題や病気などが原因で延滞を経験しているという調査があります。「奨学金が返せない」という状況は、誰の身にも起こりうることです。それなのに、JASSOの説明会では「きちんと返済してください」としか言われず、実際に奨学金を返せなくなった時にどう対処すべきかを学ぶ機会は充分に与えられません。
この学習会では、奨学金問題の調査に取り組む岩本菜々さんと、多くの返済者の支援に携わってきた鴨田譲弁護士とともに、奨学金を借りる際・返す際に武器となる制度や権利について共に学びます。また、世界では親の年収や人種、性別によって多くの債務を背負わされる社会を変えるための様々な取り組みが行われています。こうした取り組みから、不平等を生み出す奨学金制度をどう変えていけるのかを考えます。
＜こんな人におすすめ＞
・奨学金を借りており、将来に不安を感じている大学生
・奨学金を返済しており、返すのに苦労している社会人
・「生まれた家庭」が原因で多額の借金を背負わされる社会に不公正さを感じている人
＜プログラム（予定）＞
18:15〜受付
18:30〜
岩本菜々氏講演（50分）
鴨田弁護士による解説（30分）
質疑応答
奨学金で自己破産経験当事者（志賀信夫氏）からのお話（10分）
質疑応答
ワークショップ
20:20〜20:30 まとめ
チケットの申込はこちらから
https://peatix.com/sales/event/3940716/tickets
＜登壇者プロフィール＞
★岩本菜々
NPO法人POSSE／奨学金帳消しプロジェクトメンバー
一橋大学修士課程在籍。奨学金返済者3000人を対象としたアンケート調査や相談活動などを通じ、奨学金問題の告発や政策提言などに取り組んでいる。アメリカでバイデン政権に「学生ローンを1人あたり1万ドル帳消しさせる」と宣言させた債務者運動「Debt Collective」とも交流がある。
2023年５月７日放映のＮＨＫ日曜討論「いま話し合おう 子ども・若者とお金」では、出席の小倉將信大臣（こども政策担当）らと討論、リアルな告発と提案が注目を集めた。
★鴨田譲
埼玉弁護士会、埼玉総合法律事務所所属の弁護士。
早稲田大学法学部、立教大学法科大学院卒業。
奨学金問題対策全国会議、埼玉奨学金問題ネットワーク、選挙供託金達訴訟弁護団、生活保護基準引下げ違憲訴訟弁護団・埼玉の弁護団のメンバー。
埼玉奨学金問題ネットワーク事務局長と奨学金問題対策全国会議事務局次長を兼任。
本人が借りた覚えのない奨学金について返還請求を起こされた裁判で全面勝訴（請求却）判決を獲得。
★志賀信夫
大分大学福祉健康科学部准教授。
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。NPO法人結い理事。日向市子ども未来応援会議副会長(宮崎県日向市による子どもの貧困対策会議)。主な著書に、『貧困理論の再検討―相対的貧困から社会的排除へ』(単著、法律文化社、2016年)、『地方都市から子どもの貧困をなくす』(畠中亨・志賀信夫共編、旬報社、2016年)、『ベーシックインカムを問いなおす―その可能性と現実』(佐々木隆治・志賀信夫共編、法律文化社、2019年)、『どうする日本の福祉政策』(埋橋孝文編著、担当相:第5章「貧困―反貧困の貧困理解」、ミネルヴァ書房、2020年)、『福祉再考―実践・政策・運動の現状と可能性』(田中聡子・志賀信夫共編、旬報社、2020年)などがある。
＜カンパ募集中＞
私たち、反貧困ネットワーク埼玉は普段の活動として、近隣駅周辺の夜回りや、全国一斉「いのちと暮らしを守るなんでも相談会」などを行っています。
また、今後もこのような学習会を継続していきたいと考えていますが、開催のための、会場費、電話代、チラシ印刷等の資金が不足しています。反貧困ネットワーク埼玉の活動に関心を持ってくださった方々からのカンパへのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
SNSアカウント
●Facebook 反貧困ネットワーク埼玉
●X（旧Twitter）反貧困ネットワーク埼玉2023 ＠hanhinkonsai
主催者
反貧困ネットワーク埼玉
問合せ先
弁護士 猪股 正（埼玉総合法律事務所 TEL：048-862-0355）
