「戦没者の遺骨を基地の埋立てに使わないでください」(弁護士 伊須慎一郎)

年末の朝日新聞に沖縄県那覇市在住の具志堅隆松さんが40年、ボランティアで沖縄戦の戦没者の遺骨収集をしているという記事が掲載されていました。

激しい戦闘があった沖縄南部では、砲撃でバラバラになった遺骨が多いそうです。

戦争で無念の死を遂げた戦死者の骨が含まれた土砂を、軍隊を持つことが許されないはずの日本の沖縄辺野古新基地の埋立てに使う。

こんな理不尽なことは許されないと考える自治体は多いようで、100を超える地方自治体が、戦没者の遺骨が含まれた土砂を辺野古新基地の埋立てに使うことに反対しているということです。

しかし、全国の地方自治体は都道府県も含めると、1765もあります。
私の、そして、あなたの大事な人が、砲撃でバラバラにされて殺された。その遺骨が含まれた土砂が、大事な人を殺した米国の軍事基地の埋立てに使われることを想像してみてください。

より多くの自治体から戦没者の遺骨を辺野古新基地建設のために使わないでくださいと、非情・冷淡な政府にNOの声を届けたいです。

弁護士 伊須慎一郎

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