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2016年新年号代表あいさつ(弁護士 猪股 正)

2016年新年号代表あいさつ(弁護士 猪股 正)

弁護士 猪股 正

昨年は、戦後70年の平和国家の歩みを大きく変える戦争法が、憲法に背いて、多くの国民の声をも無視して、強行採決されました。

ときに国家権力は濫用され、人々の権利が蹂躙されてきたことは、戦前のユダヤ人大虐殺、治安維持法下の弾圧などの歴史が証明してきた事実です。国家権力を縛り、権力の濫用を阻止し、人々の権利や自由を守るために制定されたのが憲法です(法の支配)。
ところが、安倍内閣は、平然と憲法に背いて、戦争法を成立させ、国会も、三権分立制のもとで内閣による権力の濫用を阻止する役割を担っているのに、安倍内閣と一体となって戦争法を成立させました。
最高法規である憲法に従わない内閣や国会の存続をこのまま容認することは、憲法による法の支配を否定し、例えばナチスドイツのような、恣意的な人の支配を認めることにつながります。

「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」。
自民党の憲法改正草案では削除されている憲法97条です。今まさに、自由を獲得することの意味が、私たちひとり一人に問われていると思います。

戦後最大の試練の年ともいえる今年、自由と民主主義、そして平和を守るため、所員一同、皆様と共に、奮闘する決意です。今年もよろしくお願い申し上げます。

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