3月末に、青年法律家協会埼玉支部主催で埼玉県内の高校生を対象とした「高校生ロースクール」というイベントを開催しました。もはや春夏の恒例イベントになっており、今回で3回目の開催となります。
高校生に弁護士という職業の意義ややりがいを知ってもらい今後の進路選択に役立ててもらうほか、実際の裁判の見学を通じて社会の中で法律がどのように運用されているのかを知ってもらい今後の勉学に役立てて頂くという目的で企画されたものです。イベントの内容は、さいたま地裁での刑事裁判の傍聴がメインで、刑事裁判の流れを説明し、生徒と一緒に裁判を傍聴し、裁判終了後は、裁判中に行われていた内容や用語の解説をし、生徒から感想を述べてもらうという流れになります。
参加された高校生からは、
「裁判は見たことがなかったので実際に裁判を傍聴できてよかった」、
「高校では学べないことをたくさん知ることができて楽しかった」、
「社会制度がまだ不十分な気がした」、
「弁護士の実務経験に基づいたエピソードが印象に残った」
「法律クイズが面白かった」
など様々な感想がありました。
当事務所の宮本弁護士や、埼玉東部法律事務所の田中弁護士、けやき総合法律事務所の白根弁護士の参加もあり、高校生からは概ね好評を頂けました。
特に今回は15名の参加応募があり、定員オーバーのため泣く泣く参加募集を途中で打ち切ったという経緯がありました。「将来は法律家の仕事に就きたい」「法学部に進学したい」という学生も多く、プログラムは終始熱気にあふれておりました。やる気に満ちた高校生のみなさんとお話ができて我々弁護士側も今後の仕事の励みになりました。裁判傍聴⇒講義と、若い方にとっては結構重たいくらい充実した内容にはなっているのですが、プログラム終了後も高校生たちの質疑応答に1時間ほど対応するなど、最後まで熱気は冷めやらぬ状況でした。
次回開催は、今年の8月下旬を予定しています。7月下旬ころにご案内が出せると思います。お楽しみに!