NHK大河ドラマ「どうする家康」が佳境を迎えている。
戦国武将として国盗りを競った家康が「戦なき世を作るという理想をもっていた」という設定には、最初なじめなかったが、今は、そういうこともあるのかな、と思う。人は正義を背負っていないと頑張れない、他者もついてこない。それが「戦なき世」だったのかもしれない。
もう一つ。松山ケンイチ演じる本多正信が、2代将軍徳川秀忠を「偉大なる凡庸」と表現する場面がある。凡庸な将軍でも治められる(戦にならない)体制を築く必要がある、秀忠はその試金石にぴったりだというのである。これはとても納得した。
さて、そこから、何を感じ、学ぶか。
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