木の棒を腐らせる(弁護士竹内和正)

当事務所では、年に2回「事務所ニュース」を発行して各弁護士が近況報告をしています。新年のニュースで、葉が落ち、ただの木の棒となった状態のパキラ(棒倒しの状態をイメージしてください。)に半年間水をあげ続けて育てていると報告したところ、それを読んだ有識者の方から連絡をいただきました。

有識者の方から、まずは根を傷つけないように土から外し、根の状況を確認するようにとの指示を受けました。土から外し確認をしたところ、根は生えておらず、まさにただの木の棒でした。

次に、根が育っていなければ勇気をもってハサミで木の棒を半分に切ってみるようにとの指示を受けました。中に緑が見えればまだ生きているとのことでした。ハサミをいれたところ、中は空洞でした。まあ、本当は、最初に土から外して手に取った時点で、そのあまりにふがふがな感触からハサミを入れるまでもなく気が付いていたのですが・・・。

そして、最終的に、写真を送るようにいわれたので、育てていた鉢の上に二つに切った木の棒を置いた写真を送ったところ、枯れているというより、木の棒のみならず土も腐っているとの判定を受けました。

半年間、手塩にかけて育ててきた大切な木の棒(とその土まで)を、枯らすどころか腐らせてしまうとは・・・。水をあげればよいというわけではないのですね。

弁護士 竹内 和正

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