鶴見俊輔さんの詩と平和的生存権

 

深くねむるために 世界は あり
ねむりの深さが 世界の意味だ
「かたつむり」

パリのテロリストによる市民の大量殺戮、
それに対するシリアへの空爆。
暴力の連鎖が続く。

あまりにも弱い立場の市民の命が
奪われ続けることに対し、
私たちは、暴力の連鎖を断ち切り、信頼と対話で
世界を作り変えることはできないのでしょうか。

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と
欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を
有することを確認する。」(日本国憲法前文)

私たちの平和的生存権の理念を世界に広めることは、
現実を見ない理想論などではなく、
鶴見さんの言う全世界の市民の「深いねむり」に
つながるのではないでしょうか。

 

弁護士 伊須 慎一郎

 

虹

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