趣里と笠置シヅ子(弁護士 髙木太郎)

マイクと音符

最近、ずっとNHKの朝ドラを見ている。
3月で終了するが、今は、「ブギウギ」。戦後、「東京ブギウギ」で一世を風靡した、笠置シヅ子をモデルにしたドラマだ。

1961年生まれの私でも、「歌番組にコメンテーターで出ていた、人の好さそうな小母さん」というイメージしかなかったが、戦前、戦中、戦後を生き抜いた大歌手だったということを知った。
弟は戦死している。「お国のため」と歌う「大空の弟」は、失意の笠置に服部良一が送った曲とのこと。軍歌ゆえに戦後忘れられていたが、背景を知れば、遺族の悲しみ、苦しみもより伝わる。

趣里は秀逸だった。笠置シヅ子はこんな人だったに違いないと、自分の中の笠置シヅ子像が趣里によって出来上がってしまった。
オーディションで、歌はイマイチだったが、その演技力ゆえに採用されたらしい。
歌もその後の特訓があったそうで、すばらしいものだった。伊藤蘭水谷豊の娘だから、歌の才能もあったのでしょう。

4月からは、日本初の女性弁護士、女性裁判官である三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」。
自分の毎朝のルーティンに変更はない。

弁護士 髙木 太郎

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