過労死を考える 埼玉のつどいにご参加ください

 

昨年11月に、過労死等防止対策推進法(過労死防止法)が国会で成立し、施行されました。国や自治体に対し、過労死や過労自殺に対する対策をとる責任があることを明記した法律です。

ところが、現政権は、労働者の労働時間を管理するように努めるどころか、「新たしい労働時間制度」として、一定の収入がある労働者の残業代をゼロにする法律の制定を検討しています。
現状でさえ、労働時間を適正に管理している使用者ばかりではない状況で、さらにこのような残業代ゼロ法が成立してしまえば、いよいよ労働者の労働時間管理はないがしろにされてしまいます。まさに過労死促進法案で、過労死防止法とは全く相容れません。

このような状況も踏まえて、3月10日(火)18時~、浦和の共済会館「過労死を考える埼玉のつどい」を開催することにいたしました。参加費無料で、どなたでもご参加いただけますので、ご都合のつく方はぜひ足を運んでいただけたらと思います。
当日は、埼玉過労死弁護団所属の弁護士や労働局からの報告、被災者遺族からの訴えなどを予定しています。賢明に働くことは尊いですが、過労死・過労自殺や、長時間労働による体調不良、精神疾患に陥ることがないよう、過労死防止法の精神を広めていきたいと思います。

ぜひ、ご参加ください。

 

弁護士 佐渡島 啓

過労死をなくそう (1)

 

 

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