朝ドラあんぱん(弁護士 高木太郎)

主人公のぶは、戦後、教師を辞めた。
愛国の鑑として、生徒らに軍国主義を説いた自分は、もはや教壇に立つ資格がないと思ったからだ。こんな教師もいたんだ、いやもしかしたら、けっこう沢山いたのかもしれない。
私の父は昭和8年生まれ、のぶに教えられた世代。その父は、軍国教師が、戦後、手のひらを返したように、民主主義を説くのを聞いて、教員は信用できない、教員だけにはなるまい、と誓ったそうだ(その後教員になるのだが)。私は頭の中で典型的な教師像をそのイメージで作ってしまっていたのだが、朝ドラで、少し認識を改めた。
まだまだ、あんぱん、を楽しめそうだ。

弁護士 髙木 太郎

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