今は、ピーマンを育てている。(弁護士 竹内 和正)

自宅のプランターで花や野菜、ハーブなどを育てています。
自然に囲まれてはいないが決して都会でもない場所で生まれ育った似非シティーボーイは、突然生えてくるキノコにおびえ、びっしりはりついたアブラムシを前に途方にくれながらも、毎年しつこく孤独な努力を続けています。

昨年は、育てていた花の脇から勝手に生えた雑草をこんもりと大きく育てることに成功した一方、観葉植物を枯らして木の棒の状態にし、それでも半年にわたってしつこく水をあげ続けた結果、腐らせてしまいました(一勝一敗)。
小雨が降る日も水をやり、不必要な間引きと剪定を繰り返し、芸術性を追い求めた不合理な支柱の立て方をする僕に対し、真の自然に囲まれて育った家族からは、適宜、直訳すると「余計なことをするな」という趣旨のアドバイスをいただいています。
好きこそものの上手なれという言葉もありますが、残念ながら、完全に僕の場合は下手の横好きであり、栽培の才能がないことは明らかです。
パキラを木の棒にして腐らせた話を知った人からは、半笑いで「今は何か育てているの?」と聞かれるようになり、「今はピーマンを育てています。」と答えると、しっかり笑われてしまいます。

しかし、今年の僕は一味違います。
有識者に指導を仰いで、ピーマンの種から発芽させることに成功し(「せっかく発芽したのに!」と間引きを拒んで指導を受けたり、不必要な剪定をしようとハサミを持ったところを止められたりと、危機的な状況もありましたが)、すでに花を咲かせ、小さな実をつけることに成功しています。なんとか余計なことをせず、大きく実らせたいものです。

弁護士 竹内 和正

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