10/9-10 “出版記念シンポジウム 復興の人間科学2022” 『福島原発事故被災者 苦難と希望の人類学』ー分断と対立を乗り越えるためにー 於:早稲田大学国際会議場 (無料,申込不要) Zoom同時開催 (無料、ネット申込制)

日時:2022年10月9日(日)11時,10日(月・祝)10時
場所:早稲田大学国際会議場 (無料,申込不要)
方式:Zoom同時開催 (無料、ネット申込制)

◆主催:早稲田大学災害復興医療人類学研究所(WIMA)
大会長:辻内琢也,副会長:平田修三,事務局長:金智慧
◆共催:MITATE Lab. Post-Fukushima Studies(フランス国立科学研究センター見立てラボ)
科研費基盤研究(B):原発事故被災者の移住・帰還・避難継続における新たな居住福祉に関する人間科学的研究
◆問合せ先(WIMA研究所事務局:辻内研究室内):〒359-1192 埼玉県所沢市三ヶ島2-579-15
(シンポジウム事務局) E-mail: shinsai-wima@list.waseda.jp
(震災支援ネットワーク埼玉SSN事務局) E-mail: desk@431279.com

ZOOM参加の方はこちらから申込み ⇒ クリック

参加申込み用QRコード

[10月9日(日)] 3階・会議場
11:00 開会の挨拶:トム・ギル(明治学院大学教授)
11:10 講演①:辻内琢也(早稲田大学教授・WIMA所長)
「分断と対立の根底にある問題群」
11:40 講演②:トム・ギル(明治学院大学教授)
「突然の追放、突然の富、そして妬みと差別」
12:20 講演③:木村あや Aya H. Kimura(ハワイ大学教授) …米国よりZoom
「草の根からの“市民”と、国や東電が構築する“市民”」
13:00 講演④:日高友郎(福島県立医科大学講師)
「“大熊町の私”から“私の中の大熊町”へ」
13:40 休憩(60分)
14:40 講演⑤:アレキサンドル・スクリャール 来日 Aleksandr Sklyar (コルゲート大学客員准教授)
「福島から自主避難した母親たちのディレンマ」
15:20 講演⑥:堀川直子(WIMA招聘研究員)
「日常の苦境、模索する希望」
16:00 休憩(10分)
16:10 講演⑦:レシュケ綾香 Ayaka Löschke(エアランゲン=ニュルンベルク大学准教授)
「住宅支援打ち切りへの抗議」 …ドイツよりZOOM
16:50 講演⑧:マリー・ヴァイソープト Marie Weishaupt(ベルリン自由大学大学院)
「自主避難者が帰るとき」 …フランスよりZOOM
17:30 総評:日野行介 (ジャーナリスト)
18:00 閉会

[10月10日(月・祝)]1階・井深記念ホール
10:00 アンケート調査2022最終分析結果報告
10:40 講演⑨:浅沼=ブリス・セシルAsanuma-Brice Cécile(フランス国立科学研究センター教授,MITATE Lab.)
「構造的暴力から見た帰還困難区域の復興」
11:20 講演⑩:平田修三(仙台青葉学院短期大学准教授)
「分断と対立を乗り越えるために」
12:00 休憩(50分)
12:50 パネルディスカッション(A)
「分断と対立を乗り越えるためのアイデア・プラン・希望」
14:20 休憩(10分)
14:30 基調講演:井戸謙一(弁護士)
「小児甲状腺がん裁判から考える 原発事故被災の現在」
16:00 パネルディスカッション(B)
「井戸先生の講演を受けての質疑応答」
16:50 総評:島薗進 (東京大学名誉教授・上智大学グリーフケア研究所)
17:10 閉会の挨拶:辻内琢也
17:30 閉会

■会場のご案内■
早稲田大学国際会議場
会場住所:東京都新宿区西早稲田1-20-14
(地下鉄東西線「早稲田駅」徒歩10分、都営バス「西早稲田」徒歩3分、都電荒川線「早稲田」徒歩5分、JR・西武線「高田馬場駅」徒歩20分)

■WIMA研究所メンバー■
(本シンポジウムのコメンテーター,パネリスト◇)
[名誉顧問] 菊地靖 (早稲田大学名誉教授,開発人類学)
[顧問] 根ヶ山光一 (早稲田大学名誉教授,発達行動学)
[所長] 辻内琢也 (人間科学学術院教授,医師,医療人類学)
[研究所員] (*運営委員)
◇扇原淳* (人間科学学術院教授,社会医学)
◇小島隆矢* (人間科学学術院教授,建築環境心理学)
◇桂川泰典 (人間科学学術院准教授,臨床心理学)
熊野宏昭 (人間科学学術院教授,医師,行動医学)
金智慧 (人間科学学術院助手,臨床心理士,医療人類学)
[招聘研究員] (本書の執筆者◆)
リチャード F.モリーカ (ハーバード大学教授,難民トラウマ研究所HPRT所長,医師)
安田常宏 (マサチューセッツ総合病院,医師,心臓核医学)
◇多賀努 (東京都健康長寿医療センター研究所研究員,社会学・老年学)
◇増田和高 (武庫川女子大学文学部准教授,社会福祉士,地域福祉学)
◇岩垣穂大 (金城学院大学人間科学部専任講師,社会福祉士,精神保健福祉士)
◆日高友郎 (福島県立医科大学医学部講師,衛生学・社会心理学)
◆平田修三(仙台青葉学院短期大学講師,発達心理学・児童福祉学)
仲佐保 (国際保健協力市民の会SHARE共同代表,医師)
関谷雄一 (東京大学大学院総合文化研究科教授,文化人類学・開発人類学)
土田マリサ (小石川インターナショナルクリニック,医師)
◇北村浩 (政治経済研究所主任研究員,政治学)
桂川秀嗣 (東邦大学理学部名誉教授,原子核物理学)
猪股正 (震災支援ネットワーク埼玉SSN代表,弁護士)
◇中川博之 (震災支援ネットワーク埼玉SSN,司法書士)
萩原裕子 (震災支援ネットワーク埼玉SSN,臨床心理士)
佐藤純俊 (全国福島県人友の会代表,社会福祉主事)
◇明戸隆浩(大阪府立大学准教授,社会学)
◆堀川直子(元福島大学客員研究員,社会人類学)
◇森松明希子(東日本大震災避難者の会Thanks&Dream代表)

◆基調講演◆
井戸 謙一(いど けんいち)
弁護士,「311子ども甲状腺がん裁判」弁護団長
■講演者のご紹介■
1954年大阪府生まれ。
1979年東京大学教育学部卒業。在学中に司法試験に合格。
1979年神戸地方裁判所に判事補として任官し、以後全国各地の裁判所にて裁判官を務める。
2011年3月31日に、大阪高等裁判所勤務を経て退官。
主な担当訴訟としては、裁判長として、住民基本台帳ネットワークシステム差止等請求事件や、志賀原子力発電所2号原子炉運転差止請求事件といった著名事件の判決に関与した。
退官後は、滋賀県弁護士会でいわゆる「マチ弁護士」として、「自分が正しいと信じることを貫くこと」を理念に、憲法9条問題や原発問題に取り組み、大飯原発の運転差し止め訴訟等の画期的判決を勝ち取る。

■書籍のご案内■
『福島原発事故被災者 苦難と希望の人類学-分断と対立を乗り越えるために』
辻内琢也,トム・ギル編著,明石書店,2022年10月発刊
……事故から11年。人間が引き起こした災害は戦後最大の「国内避難民」を生み、人々の生活に深い分断と苦悩をもたらし続けている。圧倒的暴力を前に我々は希望を見出すことができるのか。国内外の人類学者らが当事者とともに、隠蔽された社会構造を読み解く。

“幕引きを強いる構造的暴力を、地べたから可視化する試み”
——日野行介氏(『調査報道記者』著者)推薦


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