AIと外国人労働者

最近、労働力不足とよく言われますが、一時は日本の労働者から仕事を奪うとも言われていたAIと外国人労働者が、今やこの労働力不足改善を担うものとして注目されているように思います。
世の中の評判というものはわからないものですね。

そういえば、弁護士もAIに関する技術が進めば必要なくなる業種の1つとして挙げられていたのを見たことがあります。
確かに裁判例の検索などはAIの方が事案に適した裁判例を素早く見つけてくれるかもしれません。
しかし、弁護士は前例に沿うだけではなく、時には前例を覆すことで多くの人を救済してきました。
その過程では依頼者たちと社会的な運動を行い、世論に働きかけたり、被害者の声を集めて、被害実態を裁判所に伝えたりしてきました。

果たしてこのようなことまでAIにできるのか私には疑問です。

AIにはなしえない人間臭い弁護活動やその結果下される人間臭い判決によって救済される人も多いと私は思います。

弁護士 鈴木 満

 

image_printこのページを印刷
シェアをお願いいたします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次