新宿サザンシアターで「闇に咲く花」を観劇した。
普段よりも、女性が多く、驚いた。
松下洸平（牛木健太郎役）さんが出演しているからだったのだろう。
松下さんは２０１６年「木の上の軍隊」以来。
時は流れて７年。
役者、俳優として精進してきたのだろう。
「ついこのあいだおこったことを忘れちゃだめだ。
忘れたふりをしちゃ、なおいけない。」
健太郎は、自分を戒め、Ｃ級戦犯として、
たった３日間の裁判で死刑となり、執行される。
父、牛木公麿（山西惇さん）
「ここは神社ですよ。稲垣君（健太郎の友人・浅利陽介さん）。
神社になったんです。」
最後の最後に靖国神社からの『平和』の太鼓の音が鳴り響く。
公麿達の不安の表情。終幕。
戦後７８年。
靖国神社の『平和』の太鼓が、どんどんと大きくなっている。
「忘れたふりをしちゃ、なおいけない。」
健太郎の言葉を胸に刻んで、生きようと思う。
