「連帯」とは?(弁護士 髙木 太郎)

労働弁護団などでお世話になっている豊川義明先生が、日本評論社から「現代労働法論~開かれた法との対話」を出された。
まだ、最初の方しか読んでいないが、「連帯」という概念を手段的なものではなく、人々がこれを求めるもの、実体的な権利として、論述されており、なるほどと得心した次第(こんなことは、もう常識で、不勉強のせいで私だけが知らないのかもしれないが)。そして、「連帯」の掘り下げから、「連帯スト」の適法性が論じられている。凝り固まった自分の頭を、柔らかくしてくれる刺激が詰まっている書籍である。

本年8月1日から法テラス埼玉の所長に就任しました。弁護士会の会長とはまた違った難しさがあるなあ、と日々、痛感しています。法テラスの必要性、役割、その限界や、今後の発展方向について、毎朝、毎日、ぐるぐる考えています。法テラスでも、「連帯」は大事です。

弁護士 髙木 太郎

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