「マフィア化する政治」

6月20日付けの朝日新聞です。
自民党推薦の参考人として国会に呼ばれ、安保法制を「憲法違反」と断じた長谷部恭男早大教授と、法政大の政治理論の専門家、杉田敦教授の議論。
「マフィア化する政治」についての議論紹介です。

杉田教授は、「1強なのに余裕がない」ことが安倍政権の特徴だ。したがって、「軽々に強硬手段に訴え」、都合の悪い文書は「怪文書」と決め付け、「恫喝的な態度を取る」。マフィア化とは、身内や仲間うちでかばい合い、外部には恫喝的に対応するやり方をいう。
長谷部教授はその話に続けて、マフィア化の本質を「公が私によって占拠されている」状態であるという。「公権力は私物化され、個人間の私的な絆をテコに政治が行われ」、反対する奴は切り捨てればいい…これがむき出しのマフィア政治だと。

「共謀罪」は成立したが、内閣支持率はようやく各調査とも大きく(?)下落。
まだまだ捨てたもんじゃない。

弁護士 梶山 敏雄

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