弁護士会議合宿in四万温泉

 
 
  私たちの事務所では、毎年この時期に弁護士全員で温泉に行きます。事務所の会計年度の終わりの時期を迎え、1年間を振り返り、来年を展望するためです。ですので、テーマは主として事務所経営についてです。

  経営の議論は、我が事務所でも決して簡単ではありません。ともすれば絆にほころびを生む原因にならないとも限りません。ですがそこを直視しないと良いものも悪くなってしまいます。それを温泉につかり、おいしい料理を楽しみながら、語ることしているのです。そこそこ高級な旅館に泊まります。私が事務所に入った30年前には既に行われていましたから、結構、伝統の行事です。

 
  経営についての議論は、事務所に蓄積されている豊富な資料を見ながらたっぷり時間をかけて行われます。
とてもご紹介できないような厳しい意見も飛び交います。

  ですが、温泉場の環境のおかげか、どこかで皆の認識を共通にさせて、一致して来年に歩を進めようという空気が充満してきます。打撃的な表現は御法度です。厳しい内容を配慮深い表現で語ることによって人々の理解を呼ぶ、そんな得がたい訓練が行われているかのようです。

  今年は、紅葉まっさかりの群馬県四万温泉へ。四万グランドホテルに宿泊しました。大きなホテルですが、情緒ある温泉旅館で有名な「四万たむら」の兄弟とのことで、ゆっくりできるホテルでした。2次会ででかけたホテル隣の小さな居酒屋さんは、地元の人も訪れる良店のようです。自慢のとんかつ(なぜとんかつ?)は、確かに個性的でおいしいお味でした。
 
 
  今年もたくさん語りました。いつも終わった後には清涼感に満たされます。今年もそうでした。

  夜を通しての語らいは、主として事務所のメンタルにとても大きな影響を与えます。「苦楽を共にしている仲間」という気持ちが生まれているのでしょうね。ちょっとした贅沢なのですが、この集まりも事務所の発展に大きく貢献しているのです。

 

 
弁護士 牧野 丘
 
on_037

image_printこのページを印刷
シェアをお願いいたします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次