突然の葬儀でのマナーにみなさんは困ったことはありませんか。
そんな時にとても役立ちそうな、埼玉弁護士会主催の研修会「葬儀におけるマナー」に参加してきました。
おもなテーマは宗派による焼香と弔問のマナー。
今回は宗派による焼香の違い、焼香の考え方、献花の行い方、香典の相場、香典の上書き、お墓についての講座でしたが、
私にとって普段知っているようで、実は知らないことばかりだったので、とてもためになる研修会でした。
その中のいくつかを、こちらで紹介したいと思います。
仏教の場合、宗派によって、焼香の回数、お香のあげ方に違いがあるので、自分の宗派の作法を知っておきましょう。
私は正直、恥ずかしいことに自分の宗派もあやふやで、作法もよく知りませんでしたが、
例えば、私の宗派、曹洞宗の場合、
焼香は回数にこだわりはないが通常2回。
香を額にいただいて、1回。
香を額にいただかないで、そのまま1回。
このように、宗派によって作法が異なると、葬儀の時に、
ご遺族の宗派と自分の宗派とどちらに合わせるのが、迷ったりしそうですが、
圧倒的に自身の宗派の作法でする場合が多いそうです。
やはり、自分の宗派の作法を覚えておくといいようです。
ただし、親族として参列する場合は、ご遺族の宗派の作法に合わせるそうです。
実演を交えたキリスト教の献花、神道の玉串礼拝の行い方も大変参考になりました。
以前、神道の葬儀に参列した時は、
前の方のやり方を見よう見まねでしていましたが、今後もしもの事があった時は、恐らく大丈夫だと思います。
参列の時のお辞儀の回数についての実演もありましたが、これには少し驚きました。
まず右側に座っている、喪主に一礼
↓
故人、遺影に向かって一礼
↓
焼香、故人に合掌
↓
喪主に一礼
葬儀の時、私も今まではもう2,3回多くお辞儀をしていましたが、たったこれだけでいいそうです。
また研修会では、こんな質問がありました。
Q.受付の人に香典を渡すとき、なんと言って渡せばいいですか。
A.渡す相手はご遺族の方ではないので、「お願いします。」でいいです。
Q.通夜と葬儀の両方に行った場合、香典は先に渡せばいいですか。
A.香典は本来葬儀で渡します。
以上のように、とてもためになる研修会でしたので、今後もこのような機会があれば、
是非参加したいと思います。
事務局 A