難局を共に乗り越えよう

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言により、弁護士が担当している民事訴訟事件の予定されていた裁判期日は原則全て取消になりました。
私は、高齢者でもあり自宅での仕事が中心になっています。
一方で、当事務所の3階会議室では4月18、19日に、「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る なんでも電話相談会~住まい・生活保護・労働・借金 etc…~」が、当事務所の弁護士や他事務所の弁護士を始め、司法書士、労働組合、諸団体から交代で参加してくれた相談担当者自身への感染防止にも気を配りながら行われました。
2日間で受けた相談数は何と427件、それでも電話は鳴りっぱなしであり、受けることができた電話は2%未満くらいであったとのことです。
いかに国民の生活が危機的な状況にあり、悲痛な叫びがあるかが判りますが、一方で犬を抱いてくつろぐ姿をコラボ投稿したりする国民感覚とのズレ、奥さんが集団で花見や神社参拝に行くのは野放し、プロンプターの原稿を棒読みするだけの情のない記者会見という、我が国の「最高権力者」を抱えた国民の不幸はなんと言ったら良いのでしょう。
でも政府に対して「国民の方を向け」という要求は続けるものの、この難局を乗り越えるために私達は創意工夫をして知恵を出し合い、支え合っていきましょう。

弁護士 梶山 敏雄

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