アスベスト被害の救済(曙ブレーキ訴訟の和解解決)

 

曙ブレーキ工業株式会社という、ブレーキ会社に対し、アスベストによる被害をうけた方々が損害賠償を請求した事件が、昨年12月25日、和解により解決しました。

裁判を起こす前の活動を開始してから約6年、裁判を起こしてから3年以上経過しての解決でした。

本当に長い時間がかかってしまいましたが、原告の皆さんは、涙を流して喜び、「これでやっと亡くなった夫の墓前に手を合わせられる。」と言ってくれました。本当に、やりがいのある仕事をさせていただきました(詳細は、埼玉アスベスト弁護団のホームページをご覧ください。 -ホームページはこちら-)。

 

アスベスト被害というものは本当に恐ろしいものです。

アスベストは、体内に埋め込まれた時限爆弾のように、吸い込んでから数十年後に、突然、爆発します。それまで、自覚症状がほとんどなくても、発症に気が付いた時には手遅れの場合がほとんどです。そして、咳や淡がおさまらず、満足に眠ることもできず、呼吸も困難になり、苦しんで苦しんで亡くなっていきます。
そして、残念ながら、おそらくアスベスト被害はこれからも増え続けてしまいます。

 

僕は、埼玉アスベスト弁護団という、埼玉弁護士会に所属するアスベスト被害撲滅に取り組む弁護士の有志で結成した弁護団の事務局長を務めています(これも6年近くになるでしょうか)。

 

アスベスト被害を受けたのではないかと思われる方は、ぜひ、ご連絡ください。アスベスト被害は、泣き寝入りすべきものではなく、救済されるべきものです。
埼玉アスベスト弁護団、そして、埼玉総合法律事務所は、今後も、アスベスト被害の撲滅、救済に取り組んでいきます。

 

弁護士 竹内 和正

 

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