思い出深い担当事件

1985年 豊田商事埼玉弁護団

「ペーパー商法」と呼ばれた悪徳商法の被害者弁護団。埼玉では430余名のお年寄りが被害者に。埼玉弁護士会における、弁護士会主導の集団的な事件弁護団の取り組みの最初のケース。実質的に弁護団の事務を取り仕切る立場で仕事をした。

1992年 覚せい剤自己使用事件無罪判決

採取した尿の中に捜査官が覚せい剤等の異物を混入させて事件をでっちあげようとしたことを証明して、無罪判決

1994年 橋梁メーカー解雇無効事件

大商社の実質的子会社だった橋梁メーカーが倒産、社員全員解して操業停止。社員のうち7名が、この倒産は親会社の商社が自らの損失を未然に防ぐために計画されたものであるとして、解雇を争う。過去30年間の資料を総ざらいするなどして、親会社の不当な支配の実態を詳細に明らかにした。最後は、その親会社側から訴訟上の和解への参加を求められ、多額の和解金を受領して勝利解決。

1994年 ガス壊疽医療過誤事件勝訴判決

バイク転倒により負傷した高校生に対し、病院が不適切な創処理をした結果、ガス壊疽に罹患させ、生命の危機を生じさせたと共に、片足切断に至らせた事件。医師は過失・因果関係を全面否定。某有名大学救命救急の教授を実質的な医師側の証人にすえて争ってきたが、ほぼ全面的な勝訴に。

2000年(?)自殺労災事件支給決定

某大建設会社の現場所長が、現場事務所で自殺。会社と第1次下請業者との間に挟まり、著しい精神的な負担を余儀なくされていたことを労基署が認定。

2003年

危険運転致死事件を業務上過失致死罪にトラックを運転していた被告人が、わざと赤信号を無視して交差点に進入して衝突したとして起訴されたが、それは警察官の違法・不当な自白強要、目撃者に対する工作によるものであることを明らかにし、わざと赤信号に入ったものではないことを立証。

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