6/5(水)オンライン学習会「巨大企業の独占パワーと不平等 〜 オックスファム報告書(2024年)」

不平等の高まり、巨大企業の独占力・支配力、オルタナティブは?

【日時】

日時:2024年6月5日(水)18時30分~20時

方式:オンライン(Zoomウェビナー)

参加資格:どなたでも参加できます。下記からお申込みください。無料・カンパ歓迎

【内容】

1 開会あいさつ
  宇都宮健児(弁護士。公正な税制を求める市民連絡会・共同代表)

2 講演
  「巨大企業の独占パワーと不平等 〜 オックスファム報告書(2024年)」
  合田 寛(公正な税制を求める市民連絡会・幹事)

3 質疑応答 

4 閉会あいさつ

【お申込み】
 次のURLまたはQRコードからお申込みいただけます。
 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_yP3pzyrzTket778pkxxZ8w#/registration

 (参加用QR)

 お申し込みご登録後参加に関する確認のメールが届きます。
 資料のダウンロード用のURLは申込み後、別途メールにてご案内します。

【参加費】
◎カンパ(1口1000円)のお願い
 ご参加は無料ですが、カンパにご協力いただけますと大変幸いです。
 (振込先)
  ゆうちょ銀行 公正な税制を求める市民連絡会(コウセイナゼイセイヲモトメルシミンレンラクカイ)
 * ゆうちょ銀行から振込:10160-446381
 * 他行から振込:ゼロイチハチ(018)支店 普通預金口座 0044638

【主催
 公正な税制を求める市民連絡会
 ◎お問い合わせ先:公正な税制を求める市民連絡会事務局
  〒330-0064  さいたま市浦和区岸町7-12-1 東和ビル4階 埼玉総合法律事務所
         弁護士 猪 股 正   電話048(862)0355 FAX048(866)0425




実録!詐欺師からの電話(弁護士 竹内和正)

仕事中、僕の携帯電話に+81の電話番号から国際電話がかかってきました。基本的に、知らない番号からの電話にはでないのですが、あまりの忙しさから勢いで電話に出てしまったところ、警察を名乗る者からの電話でした。
警察官は、僕の名前と住所を正確に述べた上で、「去年の8月9日に楽天カードで作られたあなた名義のカードが詐欺の犯人宅でみつかりました。警察の手続きに従わないと、財産をすべて没収されることになります。」と言いました。「えー!財産をすべて没収ですか!?そんなことができるんですか!?」と話を続け、受け子の人に法律事務所まで没収しにきてもらおうかと思いましたが、住所まで知られているからなと思いなおし、名前と所属を聞いてこちらからまたかけなおしますと電話を切りました(なお、警察官は電話をきることを強硬に拒んできました。きっと、電話は切らせてはいけないというマニュアルになっているのですね。)。
突然の電話には、とにかく一度電話を切って周囲の人に相談することが大切です。
詐欺師の手は弁護士のところにまで及んできています。みなさん、気を付けましょう。

弁護士 竹内和正




4/27(土) 全国一斉「いのちと暮らしを守る なんでも相談会~住まい・生活保護・労働・借金etc…~」電話&リアル

 物価高が続くなかで、収入が減り貯えも尽きていき、家賃の支払いや借金のことで悩まれたり、解雇や雇い止めで収入が減少するなど、厳しい状況に置かれた方がたくさんいらっしゃいます。
 弁護士、司法書士、社会福祉士、精神保健福祉士などが、全国で連携して、生活、労働、法律のことなど、幅広く、無料で、ご相談に対応します。
 一人で悩まず、お気軽にご相談ください。(次回は7月27日(土)、次々回は12月21日(土)に実施予定)

【日  時】 4月27日(土)午前10時~午後6時  

【電話相談】 番号 0120-157-930(フリーダイヤル)
       上記時間帯、全国どこから架けても空いている回線に無料でつながります。

       フリーWi-Fiスポットからの「つながるWEB電話(ボイチャ相談)」にも対応
      (埼玉、大阪など)
       「つながるWEB電話(ボイチャ相談)」をかけるには
       詳しくは、こちら

【面接相談】 事前申込み不要
       食料等の無償配布、健康・医療相談を行う会場もあります。
       全国の会場一覧は⇒こちら    

       埼玉は、10時~浦和コミュニティセンター第15集会室(浦和駅東口徒歩1分・浦和パルコ9階)。食料無償配布(先着200名)    
       東京は、~早稲田の東京DEWで、「お弁当とチャイ」も      

【相談例】
・借金、社会福祉協議会の特例貸付(緊急小口資金・総合支援資金)の返済ができない。
・物価高騰で生活苦

・食料の支援を受けたい。
・解雇、雇い止め、賃金引き下げ
・バイトを切られ、学費を払えない。
・家賃滞納で困っている。
・生活保護を受けられるか。
・住居を喪失した。

主 催】 いのちと暮らしを守る なんでも相談会実行委員会

【問合先】 猪股 正 (埼玉総合法律事務所 048-862-0355)




5/26(日)「これで防げる!学校体育・スポーツ事故」プレシンポジウム「熱中症から子どもを守る」のお知らせ

このシンポジウムは、繰り返される様々な学校体育・スポーツ事故を予防することを目的に、2017年からこれまで7回にわたり開催してきました。
学校現場の先生方などにすぐ活用していただけるよう、科学的エビデンスに基づいた具体的な提言をおこなってきました。
今秋以降に開催が予定されている第8回シンポジウムでは、「熱中症」をテーマとする予定ですが、学校やスポーツ指導の現場で今夏から実践できる熱中症対策について検討するために、プレシンポジウムを開催いたします。

日時:5月26日(日) 14時〜16時

会場:ZOOMミーティングによるオンライン開催

定員:80名(先着順)
※受付〆切 5月24日(金) 17時 ただし、定員に達した場合はその時点で受付を終了します。
対 象 学校教員、自治体関係者、スポーツ指導者、その他本テーマに関心をお持ちの方

参加費:無料

プログラム:
①学校体育・スポーツ活動における熱中症とその予防(仮題)
川原 貴(日本スポーツ協会スポーツ医・科学委員会委員長、大学スポーツ協会副会長)
②報告
矢口 まゆ(町田市議会議員)・・・学校現場における熱中症対応の課題~自治体議会の議論から
渡邊 祐介(理学療法士)・・・フェンシング競技における熱中症の状況
置塩 正剛(弁護士・くくな法律事務所)・・・陸上競技ジュニア指導における熱中症の対策
③ディスカッション・質疑応答

◆お申し込み方法:こちらからお申し込みいただけます。
お申込みをいただいた方に、ZOOMミーティングのリンクをお知らせいたします。

お申し込みフォームhttps://forms.gle/xpgS3HNPtrmGDN6r9

◆主催:一般社団法人 日本スポーツ法支援・研究センター
    NPO法人 Safe Kids Japan

◆お問い合わせ先:埼玉総合法律事務所  弁護士  佐渡島 啓(TEL:048-862-0355)




万城目学さん「八月の御所グラウンド」(弁護士 伊須慎一郎)

別れを告げられた彼女から、「あなたには、火がないから」と告げられた大学生。

ちゃんと生きていない大学生の心に炎を着火したのは、戦争で命を奪われた3人の男たちだった。

鴨川ホルモー」で「ゲロンチョリー」と言っていた万城目さん、小説家って、奥深いですね。

私は、「たまひで杯」第三戦、1点リードした7回裏、それまでサイドスローで投げていた「えーちゃん」がオーバースローから、つむじ風を巻くようなフォームで快速球を投げ込む場面に感情移入します。

そのダイナミックなフォームと快速球を奪ったのは誰か。

是非、みなさん、読んでください。

弁護士 伊須慎一郎




趣里と笠置シヅ子(弁護士 髙木太郎)

最近、ずっとNHKの朝ドラを見ている。
3月で終了するが、今は、「ブギウギ」。戦後、「東京ブギウギ」で一世を風靡した、笠置シヅ子をモデルにしたドラマだ。

1961年生まれの私でも、「歌番組にコメンテーターで出ていた、人の好さそうな小母さん」というイメージしかなかったが、戦前、戦中、戦後を生き抜いた大歌手だったということを知った。
弟は戦死している。「お国のため」と歌う「大空の弟」は、失意の笠置に服部良一が送った曲とのこと。軍歌ゆえに戦後忘れられていたが、背景を知れば、遺族の悲しみ、苦しみもより伝わる。

趣里は秀逸だった。笠置シヅ子はこんな人だったに違いないと、自分の中の笠置シヅ子像が趣里によって出来上がってしまった。
オーディションで、歌はイマイチだったが、その演技力ゆえに採用されたらしい。
歌もその後の特訓があったそうで、すばらしいものだった。伊藤蘭水谷豊の娘だから、歌の才能もあったのでしょう。

4月からは、日本初の女性弁護士、女性裁判官である三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」。
自分の毎朝のルーティンに変更はない。

弁護士 髙木 太郎




【コラム】よろしくお願いします。(弁護士 宮本澄香)

はじめまして、2022年12月より埼玉総合法律事務所に入所いたしました、弁護士の宮本澄香(みやもとすみか)と申します。

フレッシュ新人弁護士としてご挨拶したいのですが、社会人経験を経て弁護士となったため、既に30歳をいくつか過ぎており、初々しさを前面に出してご挨拶するにはややはばかられる面があります。

出身は京都ですが、物心つかない内に奈良に移り、その後は北海道(札幌)、東京、そして埼玉と移り住んできました。
「都」「道」「府」「県」と名の付く場所に、少なくとも一度は住んだことがあるというのが、密かな自慢です。

私は、大学卒業後、約5年間障害者福祉施設(就労支援施設)の支援員を務めていました。社会福祉士及び公認心理師の資格も保有しています。

前職の仕事は、弁護士業とは全く違う分野と言われることも多いのですが、対人支援職という点では共通する部分が多いと感じています。
アプローチの方法は違えども、ご依頼者の方と対話しながら、人生を前に進めるお手伝いをするという点において、両者には似た部分があるのではないでしょうか。

前職の経験もあり、障害者の権利問題や、ひきこもり問題等に興味があります。
また、学生時代は美術部に所属しており、美術への興味関心から著作権関連事件も積極的に引き受けていきたいと考えています。
とはいえ、新人時代には一つの分野に拘らず、多様な事件に関わることで成長していきたいと思います。
今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

弁護士 宮本 澄香

(事務所ニュース・2023年夏号掲載)




【コラム】弁護士1年目を振り返って(弁護士 深谷直史)

今年の5月で、弁護士になって1周年を迎えることができました。2年目に突入です。
1年間、長いようで短かったような気がします。今年に入ってからも、心に残る出来事はたくさんありました。

1月から3月にかけては、法教育イベントに参加して毎週のように小中学校に行っていました。
生徒たちには、課題発見の授業と称して、「ルール作り」や「議論のしかた」について学んでもらいます。
普段の学校の授業で習わないことですので、子どもたちも一生懸命に考えて意見を言ってくれます。
みんなとても積極的なので、弁護士は傍で見ているだけのことが多いです。

学校教育のシステム上、「どんな校則も守らないといけない。」「先生の言うことやルールは絶対だ。」と思ってしまっている生徒たちも非常に多いです。
法教育の授業では、弁護士が教室にやってきて、生徒たちに、「本当にこの校則は要るのかな?」、「どんなルールがあるといいかな?」と問いかけ、生徒たちの新たな視点と自主性を育むことを目的としています。将来の日本の民主主義を担う子どもたちを育てる一助になっていると思って、これからも法教育の活動は続けていきたいと思います。

今年度は、ご縁もあって、埼玉弁護士会の調査局も務めることになりました。
尾崎執行部のもと、様々な弁護士会主催のイベントのお手伝いもしています。
目の前のことに一生懸命に取り組み、新しいことにもチャレンジする2年目にしたいと思います。

弁護士 深谷 直史

(事務所ニュース・2023年夏号掲載)




【コラム】入管法改定(弁護士 鈴木満)

本年6月9日、多くの反対がある中、出入国管理及び難民認定法(入管法)の改定案が参議院本会議で強行採決により可決され、成立してしまいました。

私は、この改定の内容には、様々な問題があると考えていますが、その一つが、改定前から存在する、送還停止効と呼ばれる難民認定申請者に対する強制送還を禁止する定めに例外を設け、3回目以降の難民認定申請者は、一部の場合を除き、難民認定手続き中であったとしても送還が可能となる点です。

難民認定申請者の子どもたちの中には、現時点で、すでに2回以上難民認定申請を行っている子どももいます。また、日本で生まれ育った子どもであっても、すでに3回目の難民認定申請手続きを終えた子どももいます。

そのため、改定された入管法では、日本で生まれ育ち、他の国にも行ったことがないような子どもですら、その意に反して、日本から退去させられる可能性があります。

アメリカでは、大学等で、非自発的な帰国が青少年に与える影響について研究がなされているそうです。
その研究では、強制送還のような非自発的な帰国は、青少年の成長過程に大きなマイナスの影響を与えるだけでなく、心理的な衝撃を与え、長期的な精神的トラウマを生む極めて非人間的なものであると認識されているそうです。

改定された入管法の施行は来年ですが、今回の改定によって、非人道的な不当な扱いを受ける外国人が増えないように、今後の動向を注視していきたいと思います。

弁護士 鈴木 満

(事務所ニュース・2023年夏号掲載)




【コラム】付添人活動(弁護士 南木ゆう)

少年事件における付添人活動は、成人の刑事事件の弁護活動と重なる部分もありますが、より多岐にわたります。
それは、少年法の目的が、処罰ではなく「健全育成」にあり、付添人の活動の目的が、「少年の更生」の援助にあるからです。

昨今、特殊詐欺の受け子・出し子や、組織的な強盗事件の実行犯役に少年が関与している事件が多くなってきています。
SNSの普及によりバイト感覚で容易に犯行に至ってしまうという問題点が指摘されていますが、少年事件に付添人として携わっていると、やはり家庭環境の影響が大きいことを実感します。

家族との関係が上手くいっておらず、家庭に居場所がない少年や、両親を早くに亡くし、適切な保護者不在のまま社会から取り残されている少年にも出会います。
このような少年は、得てして自己肯定感が低く、将来の夢を持つことも、自分の人生を大事に思うこともできなくなっています。

付添人として、少年に様々な視点から働きかけることはもちろんですが、社会資源(少年の更生に役立つと思われる全ての人的・物的資源)をいかに開拓するかというのも付添人の大事な活動の1つです。
自分の責任だと落ち込んでしまっている母親を励ましたり、「少年院で叩き直してもらえば良い」等と保護者としての責任を放棄して、面会にすら行こうとしない父親を説得することもあります。

自己満足かもしれないとは思いつつも、最近は3ヶ月に1回、適切な保護者のいない少年の授業参観や行事に参加するため少年院に通って、少年の成長を見守っています。

弁護士 南木 ゆう

(事務所ニュース・2023年夏号掲載)