ハート・オブ・ビーストを観て
多くの兵士は戦場で心的外傷後ストレス障害を負う。
アメリカ合衆国の対テロ戦争で戦死者の4倍の現役・退役米兵が自殺したとされる。
私は戦場の恐怖がどれほどのものか分からないし、屈強なはずの米兵が心的外傷後ストレス障害を抱えながら生活するのは、どれほど苦しいかも分からない。
人間(兵士)がPTSDを負うのであれば、戦場で極限の恐怖を体験した軍用犬も同様にPTSDに苦しむのだろう。これまで、軍用犬がPTSDに苦しむことなんて、考えたこともなかった。
ともに戦場で負った心と体の傷を抱えたジェームズとオーディンは厳しい大自然の中でも悪夢を見続ける。彼らも国家による被害者である側面を持っているのではないか。
命を失ったり、悪夢にうなされる人生を強いてまで守らないといけない国家の利益が果たして存在するのだろうか。