体感時間(弁護士 本間啓誉)

ダラダラとSNSを見ていたら、テーマパークの人気アトラクションの待ち時間が、6時間超になっている投稿がありました。
夢の国では、待機列のゲストを飽きさせない工夫が施されているようですが、「さすがに6時間は…」と思ってしまいます。

ただ、この「6時間」という時間を考えてみると、映画を見たり、ゲームをしたり、話したり、寝たり…と、何か好きなことをしていれば、意外とすぐに過ぎてしまう時間かもしれないとも思えます。いわゆる、「楽しい時間は、すぐに過ぎてしまう」ということでしょう。

「すぐに過ぎてしまう」感覚といえば、年齢を重ねるにつれて、「1年が過ぎるのが早く感じる」ということが思い出されます。
この感覚は、科学的根拠が色々とあるようですが、「楽しい時間は、すぐに過ぎる」ということだけから考えてみると、子どものときよりも、大人になったときの方が、「楽しい1年を過ごしている」ということになってしまいます。
「大人になったときの1年の方が、楽しいのか?」と考えてみると、子どものときに「楽しい」と感じることと、今の自分がそう感じるものは質的に異なるし、そもそも比較できるのか?などと、何の意味もない空想の世界に入り込み始めていました。

ふと気がついたときには、あっという間に数時間が経過していました。
夢のなかでは、6時間など大したことがないという結論だけは得られました。

弁護士 本間 啓誉