バーニー・サンダースの世界変革マニフェスト

公正な税制を求める市民連絡会で、一緒に取り組みをしている合田寛さんが紹介してくれました。
勇気を鼓舞されます。

バーニー・サンダースは英紙ガーディアンに世界変革のためのマニフェストを投稿しました。
その内容はマルクスのちょうど170年前の「共産党宣言」を彷彿させる抑圧された世界の人たちへの力強い呼びかけです。
宣言はこのように主張しています。

この100年、ごく少数の富裕者がそれ以外の圧倒的多数の人々の生活を支配してきた。富の極端な集中と不平等のために、世界の人々は民主主義に対する信頼を失いつつある。この結果、世界は権威主義と極右の台頭を許し、他方、左翼からも民族主義の憎しみの炎が燃え上がっている。
民主主義を信じる我々は憎しみと対立の代わりに、希望と連帯のメッセージを世界に提供しなければならない。新しい国際運動は国内および国際的な構造的不平等とたたかう。ローマ教皇が述べたように「貨幣への崇拝」、「適者生存」の考え方を克服しなければならない。
今は世界史の転換点だ。技術の目覚ましい発展によって、われわれはグローバルな富をもっと公正に増加させる能力を有している。貧困をなくし、よりよい生活と地球環境を実現する手段は我々の手にある。
タックス・ジャスティス・ネットワークはタックスヘイブンに税を逃れてため込まれた資金を21~32兆ドルと推定しているが、我々がタックスヘイブンをなくすためにたたかえば、そこから生み出される収入は、世界の飢餓をなくし、人々に仕事を与え、極端な不平等をなくすために使うことができる。
それは我々がともに立ち上がり、力ある権力者に立ち向かう勇気を持つならば可能だ。我々の子供たち、孫たち、そしてこの地球のためにやらなければならないことだ。(合田 寛2018.1.17)

弁護士 猪股 正

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